2019年9月の星空情報

2019年9月の星空情報です。


下記リンク先でも、このメールマガジンの内容が読めますので併せてご活用ください。

https://solunarneo.blog.fc2.com/blog-entry-784.html

●今月のハイライト
9月の注目すべき天文現象をリストアップします。

1.木星の観察は、日没後暗くなり始めたらすぐにはじめよう。土星がこどもたちが起きている時間帯に見やすい位置に!
2.海王星がみずがめ座φ星(明るさ4.1等)に近づいて見えています。それを目印に普段見つけにくい海王星を見つけるチャンスです。

〈目次〉
★9月の惑星たち
★9月の天文現象カレンダー
★9月の星空情報
★イベント情報
★オススメのテレビ番組



★9月の惑星たち
水星 x 9月3日外合になり、以後夕方の西空へ
金星△ 8月13日に外合、9月ごろから夕方の西空低空
火星× 9月4日に合。距離は約4億キロ、太陽に近く観測は難しい。
木星○日没後の南西の空でとても明るく見えています。観測シーズン!!
土星◎宵の南の空で明るく見えています。観測シーズン!!
天王星○未明に南の空に見えています。
海王星○9月11日に衝、夜半に南の空。観測シーズンです
 



★9月の天文現象カレンダー

9月3日(火)水星が外合
9月4日(水)火星が合。地球から見て太陽の向こう側に回り込んだ位置関係で、地球から見ると太陽に近すぎて観測はできない。地球から遠く離れていて、距離は約4億キロ。

9月6日(金)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとてもよく見えます!木星が東矩。太陽の東側に90度の位置に。日没時に南中する位置にある。
普段見つけにくい海王星が、みずがめ座φ星(明るさ4.2等)に近づき見つけやすい。前後10日ほどはφ星をたよりに見つけやすい状態が続く。 

9月7日(土)田奈星空観望会です。月や土星や木星や秋の星座を楽しみましょう。

9月11日(水)海王星が衝 地球から見て太陽と180度反対の位置にくる。観測の好機

9月13日(金)中秋の名月。満月1日前。月見団子をお供えして、伝統的なお月見を楽しんでください。

9月14日(土)満月です。満月の時は、クレーターはあまり見えませんが、海の部分の色や、クレーターから四方八方に広がる光条が良く見えます。

9月22日(土)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月のクレーター観察の好機です。
9月27日(金)から9月29日(日)第96回乙女高原星空観望会

9月29日(日)新月 前後数日は一晩中月明かりの影響がなく、星空の観測に絶好。

★9月の星空情報
全ての図版は、クリックやタップをするとさらに大きく表示できます。

☆惑星の合、外合、内合、衝、東矩、西矩、東方最大離角、西方最大離角ってなに?
地球が太陽の周りを公転する軌道より内側の軌道を公転する水星と金星を『内惑星』、地球より外側の軌道を公転する、火星、木星、土星、天王星、海王星を『外惑星』といいます。
下の図からもわかるように内惑星は地球との位置関係により、地球から観察すると月のように満ち欠けします。

惑星は、「合」の位置に来た時は太陽に近すぎて観察できません。内惑星は、ふたつの「合」があります。内惑星は「内合」の付近にいる時に、地球との距離が一番近くなり、「外合」の付近にいる時に地球との距離が一番遠くなります。外惑星は、「合」の付近にいる時に地球との距離が一番遠くなりますが太陽に近すぎて観察できません。「衝」の位置付近にいる時に地球との距離が一番近づき、深夜に南中し、地球から見える視直径が一番大きく明るく見えるようになります。「東矩」は地球から見て太陽から東側に90度離れた場所に来た時を言い、「西矩」は地球から見て太陽から西側に90度離れた場所に来た時を言います。東矩の位置に外惑星がある時、太陽の日没時に外惑星は南中し、西矩の位置に外惑星がある時、太陽の日の出時に外惑星は南中します。
惑星の位置説明
 

☆海王星にチャレンジしてみよう。
海王星が9月11日に衝になります。海王星は太陽系の惑星の中で一番外側を回る惑星で、地球の直径の約4倍もある比較的大きな惑星なのですが、地球からの距離が一番近づいた時でも地球から太陽までの距離の約30倍も遠く、明るさは7.8等しかなく、暗く小さくしか見えないので、見つけるのはやや困難なのですが、今は、みずがめ座のφ星(明るさ4.2等)の近くにいるので、普段と比べるととても見つけやすく、観測のチャンスなのです!7.8等級の明るさはなので、弊社の小型望遠鏡ラプトル50でも目を凝らせば見つけられる明るさです。今回のように目印の明るい星がないと、8等前後の星は、それこそ夜空に数万個はありますか、どれが海王星なのか見分けるのは困難ですが、今回は目印となる星があり見つけやすいという訳です。こんなチャンスはそうそうないのです。
ガイドマップを頼りに見つけてみましょう。まずはみずがめ座を見つけましょう。
みずがめ座海王星見つけよう!



みずがめ座を見つけたら、星図を頼りにφ星を50倍から100倍の接眼レンズをセットした天体望遠鏡の中心にφ星を入れて、下の星図を頼りに海王星を見つけてみましょう。
海王星正立像チャート

海王星倒立像チャート

海王星正立鏡像チャート





○どんなふうにみえるか。
天王星や海王星は、ラプトル50やラプトル60のような、小さな望遠鏡で観察しても、土星や木星のように面積をもった像としては見えません。それは余りに遠く小さくしか見えないからです。アトラス80のような、口径8センチの望遠鏡で160倍近い倍率を掛けてよーく観察すると、恒星とは違い面積を持った小さな小さな丸い像であることがわかります。特徴的なのは色で、天王星は僅かに緑がかった青色。海王星は薄い青色の小さな円盤像であることが分かるでしょう。


○分類
海王星は、天王星とともに、巨大氷惑星に分類されている星です。土星と木星と同じように海王星は、分厚い水素やヘリウムの大気が取り巻いていますが、その大気の下は、水やメタンやアンモニアの氷が分厚い層をなし、中心には岩石で構成された核があります、木星と土星のような巨大ガス惑星とは区別して、巨大氷惑星に分類されています。

○発見
発見は、その前に発見されていた天王星を詳細に観測したところ、予期しないふらつきが観測され、天王星の軌道が、未知の惑星の重力に乱されている事がわかりました。それを逆算して、未知の惑星が、この辺りにあるはずとフランス人の天文学者ユルバン・ルヴェリエの計算により予想された位置を集中して観測した結果、発見されたのが海王星だっとのです。発見者はドイツの彗星を専門的に研究していた天文学者ヨハン・ゴットフリート・ガレで,1846年9月23日のことでした。現在は、計算者であるルヴェリエとガレによる共同発見ということになっています。

○表面のようす
地球からとても遠いので、地球からの天体望遠鏡では長年表面のようすの詳細を観測することはできず、初めて表面のようすの詳細が分かったのは、1989年の探査機ボイジャー2号のフライバイ観測の時です。近年は、地上の高性能巨大望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡での観測で地球からでも大まかな表面模様の変化が捉えられるようになりました。

○太陽系一の風が吹く暴風惑星
海王星の上層大気では、太陽系の惑星で最も激しい、地球の暴風の約10倍の秒速600メートルとても強い風が吹いていて、表面の模様はダイナミックに変化します。これは表面の模様の変化が比較的穏やかな、同じ巨大氷惑星の天王星との大きな違いになります。

探査機ボイジャー2号が撮影した海王星の画像
Neptune_Full.jpg




●引き続き木星と土星も観測の好機です。
南中時間が早まり、木星は日没の頃南中。土星も20時ごろに南中しますので、両惑星とも西に傾いて地平高度が下がる前、早めの時間帯に観察しましょう。
土星のリングの



★イベント情報

●2019年 乙女高原星空観望会暫定日程
第96回 9月27日(金)から9月29日(日)
第97回 10月25日(金)から10月27日(日)
第98回 11月22日(金)から11月24日(日)

最新の日程は下記リンク先をご覧ください。
http://otome.sblo.jp/

●2019年田奈観望会スケジュール

9月7日(土) 月齢8.1 土星と木星と天王星
10月5日(土) 月齢6.7 金星と土星と木星
11月2日(土) 月齢5.3 金星と土星
最新の日程は下記リンク先をご覧ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html



おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

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よろしくお願い申し上げます!

2019年8月30日   
スコープテック 大沼 崇


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・星空と天体観測のブログ
ブログをヤフーブログからFC2ブログに引っ越しました。ヤフーブログが廃止になるためです。過去記事を含め全コンテンツを移動しております。
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さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2019年の日程は上記サイト上でご案内しています。
・田奈星空観望会
また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2019年の日程は下記リンク先でご確認ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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新型架台『ZERO』のコンセプトと製品概要

新型架台『ZERO』のコンセプト

●使いやすい片持ちフォークマウント
経緯台式の架台で、片持ちフォーク式架台は、世の中に多く出ています。経緯台式のマウント形式として現在主流といえるもので、シーソー式の架台に比べ、片持ちフォーク式の架台は、一度バランスをとってしまえば、望遠鏡の仰角の変化によるバランスの崩れがなくとても使いやすいという大きなメリットがあり、その利点により、シーソー式架台に比べ、フリーストップ式の架台がとても使いやすいという特徴があります。
しかしながら、現在流通している片持ちフォークマウントは、剛性や振動の収束という点で、ほとんどの製品で「問題」を抱えており、弊社で新型の片持ちフォークマウントを開発するにあたり、これまでの片持ちフォークマウントの弱点の解消というのが、大きな目標となりました。
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●ZERO〜文字通りゼロからのスタートでした
弊社で片持ちフォーク式架台の構想が始まったのは、約10年前になります。当初は弊社のアトラス80架台で使っている水平軸をそのまま活用して、片持ちフォーク式経緯台が実現できないか。というところから設計が始まりました。開発経緯と経過に関しては、沢山の人が関わり、興味深い話も沢山あるので、いずれ詳細を記事にしたいとおもいます。
今回は、この架台がどのような特徴を持つのか、どんな架台なのかを中心にお話しをしたいと考えています。


●CAE技術者による徹底的な応力解析により実現した『高剛性アーム』と『軽量化』の両立
片持ちフォーク式架台にとって、アームの剛性を究極的に高める事はとても重要です。FEMで解析し最適化したクロスブレース(補強)を配置し、ねじり剛性を高め、固有振動数を高めることにより、振動の収束が極めて早い、軽さと強度を両立したアームを実現しました。架台全体の重量は僅か1.5kgしかありません。
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○高度と水平回転軸の強度アップと滑らかなフリーストップの実現
従来の片持ちフォークマウントの多くは、高度軸に大きな問題を抱えていました。アームの剛性とともに、回転軸の強度の確保はクリアすべき大きな課題でした。
水平軸と高度軸の直径を大きくし、軸径を大きくすれば、強度は上がります。しかしながら重量はとても重くなってしまいます。軸の外径は細身にしながら、中心を通るボルトの直径を限界まで大きくし、さらに軸と軸受(メタル)の接触面積を最大限大きくする事により、軸の滑らかな動きと強度アップを実現しました。重めの鏡筒を載せてもビクともしない頑丈で滑らかな回転軸を実現、積載限界重量を大幅に高める事が出来るようになりました。
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○工具を必要としないフリーストップのフリクション調整機構
高度軸と水平軸には、操作性に優れたフリクション調整ノブを装備。工具を必要としないフリクション調整を可能としています。片持ちフォークマウントでは他社に類を見ない利便性を実現しました。
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○高剛性アームと回転軸の高度な設計技術により、外観からは想像できない耐荷重を実現
 『ZERO』は、外観からは想像出来ない搭載重量を実現しました。原村星まつりや胎内星まつり会場で製品展示を行った際に搭載した鏡筒の重量は、天頂ミラーと大型の接眼レンズを加えて、なんと全備7キロ越えの口径10センチの三枚玉アポクロマート。従来の殆どの片持ちフォークマウントなら、完全に根を上げるヘビー級の望遠鏡でした。『ゼロ』のアームはタワミも無く、微動のないT型フリーストップマウント並みの滑らかなフリーストップフィーリングを実現し、弊社製品をご覧いただいたお客様を驚かせました。

○微動軸
微動の動きを滑らかにするには、ウォームホイルの大径化が一般的ですが、ウォームホイルの大径化は、回転軸の大型化に繋がり架台重量の増大を招きます。そこでウォームホイルに接するウォームギアの直径を最大限に大きくし、ウォームホイルとの線接触の距離を稼ぐ設計とすること、ウォームホイルとウォームギアの加工精度を高くする事でウォームホイルの直径は小径ながら、微動軸を回した時の感触を良くしました。


『バリアングルアーム』
アームの角度を可変させる事が出来れば、片持ちフォーク式の経緯台にとって多くのメリットがあります。アームの振り出し角を変えれば、アームの長さを抑えたままでも、観測する天体の仰角の制限はできますが、より鏡筒外径の大きな鏡筒を搭載できるようになります。
可変アームの実現に当たっては、様々な方法が考えられますが、本架台では、角度調整時に工具も必要ぜず、全体の剛性に影響を与えない結合方式であるハースジョイント(菊座)を採用しました。またハースジョイントの採用により、10度ピッチでのアーム振り出し角の調整が可能になるなど結合強度以外にも多様な用途に使えるようになるなど大きなメリットがあります。
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高度軸基部の『多様な3rdパーティー製アクセサリーへの対応』
M6ネジX2 35mm間隔
M8ネジX2 35mm間隔(タカハシ互換)
のネジ穴を装備し、3rdパーティーから発売されている、アルカスイス規格のアリミゾやビクセンやロスマンディー規格の各種アリミゾホルダーが取り付け可能になっています。
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水平軸底部の『多様な三脚への対応』
底部には中心に3/8インチメスネジ オフセットしたところにも3/8インチメスネジが装備されています。オフセットで配置された3/8インチメスネジには、お手持ちの1/4インチネジへの変換アダプターを格納しておく事ができます。
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このように、スコープテック新型経緯台『ZERO』は、弊社内の人間のみならず、弊社外のアマチュア天文家や技術者も含めた様々な人たちの優れたアイディアや技術の結晶であり、そのひとりひとりの皆様のこれまでのご協力とサポートに心から感謝するとともに、今後のますますの本製品の発展的進化にもみなさまのアイディアを取り入れ常に進化していく製品として、これからも周辺パーツの開発に力を入れていく事をお約束するものです。

今後とも、スコープテック製品をご愛顧頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

(株)スコープテック 大沼 崇

2019年8月の星空情報(もりもりもりもり盛りだくさん!)

2019年8月の星空情報です。

この星空情報は、下記リング先でもブログ記事としてご覧になれます。
今月は、子供達の夏休みという事もあり、8月の月齢と天文現象カレンダーも作りました。下にダウンロードリンクがありますので、USBメモリーなどで保存してコンビニでプリントアウトしてください。A3サイズなので一般のご家庭ではなかなかプリントできませんからね。白黒20円でプリントできます!


●今月のハイライト
8月の注目すべき天文現象をリストアップします。

1.夏休みは、木星と土星がこどもたちが起きている時間帯に見やすい位置に!
2.月の観察もオススメです。8月1日が新月でキリが良く、自由研究に『月の観察』も
オススメです。

〈目次〉
★8月の惑星たち
★8月の天文現象カレンダー
★8月の星空情報
★ラプトル50とラプトル60が湘南T-SITEの店頭で期間限定で展示販売を開始しました
★星まつりのご案内
★イベント情報
★この夏オススメのアポロ11号実写映画
★オススメのテレビ番組



★8月の惑星たち
水星 ○8月10日西方最大離角となり明け方の東空低空に見えています。
金星  × 8月13日に外合、まだ太陽に近すぎて観察は困難です。9月ごろから夕方の西空へ
火星 × 8月29日に地球からもっとも遠く離れます。距離は約4億キロ、大接近と比べると約7倍の距離です。太陽に近く観測は難しい。
木星 ◎ 宵の南の空でとても明るく見えています。観測絶好シーズン!!
土星  ◎ 夜半の南の空で明るく見えています。観測シーズン!!
天王星 △から○未明に東の空に見えています。
海王星 ○夜半過ぎ南の空。 

★8月の天文現象カレンダー
8月1日(木)新月 前後数日は一晩中月明かりの影響がなく、星空の観測に絶好。


8月7日(水)旧暦の七夕です。 海や山など市街地の光に邪魔されない場所へ行けば、天の川と織姫星と彦星が見えそうです。晴れると良いですね。

8月8日(木)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとてもよく見えます!


8月9日(金)から8月10日(日)第93回乙女高原星空観望会です。


8月10日(土)水星が西方最大離角 湘南T-SITE天体観望会(予備日11日)

8月13日(火)ペルセウス座流星群 月明かりに邪魔されますが、月が沈んでから空が明るくなるまでの僅かな時間、チャンスはあります。8月10日ごろから流れ星が飛ぶので極大日より前に楽しむのもありです。

8月15日(木)満月です。満月の時は、クレーターはあまり見えませんが、海の部分の色や、クレーターから四方八方に広がる光条が良く見えます。

8月17日(土)田奈星空観望会!夏休みの思い出に如何ですか。月や木星、土星を見ましょう!

8月23日(金)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月のクレーター観察の好機です。
8月29日(木)火星が地球から最も遠く離れます。
8月30日(金)新月 前後数日は一晩中月明かりの影響がなく、星空の観測に絶好。

★8月の星空情報
全ての図版は、クリックやタップをするとさらに大きく表示できます。

☆月の観察をしませんか。
今月は8月1日が新月、8月31日が新月となり、新月から月が日に日に太って行き、15日の満月を経て、月末の新月に向けて再び月が欠けていくようすを連続的に観察できます。満月過ぎの21日の月の出は21時34分なので、早めに寝てしまう小学生でも、寝る前に月の観察を毎日できるのではないかと思います。

先月の7月20日に、人類が地球以外の天体に初めて降り立ってから50周年となりました。当時のようすや米国NASAのアポロ計画により月の有人探査の歴史や、2020年代に本格的に米国、ヨーロッパ、日本、ロシアなどの協力で始まる新たな有人月探査の計画などをインターネットや本で調べたり、実際に肉眼や望遠鏡で月の観察して記録をつけることも、自由研究のネタとしてはとても面白い題材になるのではないかと思います。

 今回は、8月の月齢と天文現象のカレンダーを作りました。PDFファイルで下記リンク先よりダウンロードできますのでぜひご利用ください。USBメモリースティックやメモリーカードなどに入れてお近くのコンビニでA3サイズでプリントしてください。白黒の原稿なので僅か一枚20円でプリントアウトできます。ぜひ壁に貼って頂きご利用頂けたらと思います。

こちらです!

月の模様の豆知識
肉眼で月を見ていると、一様に白く輝いている訳ではなく、薄黒い部分があるのが分かります。望遠鏡が無かった時代から、人々はこの影絵のような模様に、もちをつくうさぎ』『カニ』『吠えるライオン』『二宮金次郎』など様々な動物や人物などを当てはめてきました。この模様、実は大昔に月に月の表面をえぐるような巨大な隕石が衝突し、その衝突によりえぐられた月の大地に、月の内部から染み出してきたドロドロの溶岩が広がり、やがて冷えて固まりできた黒い溶岩台地です。望遠鏡で見ると月の表面には、無数のクレーターが観察できますが、クレーターを作った小天体より、ずっと巨大な小惑星クラスの巨大な天体が月に衝突した時に出来たのが月で『海』と呼ばれている地形なのです。

MOON海MAP

この月の模様ですが、月が空のどこに見えているかで、模様の傾きが違います。満月に近い8月15日、前後2日ほどは、月の模様が肉眼でも良く見えますから、東の空から上ってきたばかりの月、深夜に南の空に掛かった時で、模様のようすが違うか良く観察してみてください。そしてなぜそのような事が起こるのか考えてみてください。
5月の位置による傾き

8月前半の毎日19時30分の月の位置
8月前半月


☆木星と土星が見頃です。
今年の夏休みは、木星と土星がこどもたちが起きている時間帯にとても見やすい位置に来ますので、自由研究の課題としてもとても良い題材になると思います。
土星と木星がどんな天体か図鑑などで調べて、夜空に見える土星や木星の姿をスケッチしたり、望遠鏡で簡単に観察できる木星や土星の衛星の位置を毎日記録してみるのも良いでしょう。

 ラプトル50やラプトル60などの小型望遠鏡でみるとこんな感じに見えます。
土星木星こんな風に見える

木星を望遠鏡で覗くと最大で4つの衛星が見えます。土星は1つの衛星が見えます。衛星自体は、倍率が低くても十分見えます。

木星の衛星 30分ごとの位置
木星30分ごと


木星の衛星 1日ごとの位置
木星1日ごと



土星の衛星 1日ごとの位置
土星の衛星の動き


ここで気付くのは、木星の衛星と土星の衛星の動きの違いです。地球から見ると木星は赤道方向の真横から見ているので、各衛星の動きが左右に行ったり来たりしている感じで見えますが、土星は地球から見ると、土星のリングを見れば分かるように、斜め上から見ている感じになるので、土星の周りを楕円を描いてぐるりと回っている様子が観察できるのです。

衛星の観察を通して、色々な考察をしながら自由研究はとても楽しい体験になると思います。天候に恵まれ観察できない日があっても、何日か続けて観察していれば、色々分かることもあります。

とにかく、自由研究を楽しくするには、観察をしながら図書館に行って、見ている木星や土星や、太陽系の事をできるだけ調べあげることです。それが自由研究を宿題という義務感からやるのではなく、楽しんで自由研究をやることにつながると思います。
観察結果をまとめて、自由研究を完成させるころには、自由研究が楽しくてしかたない!そんな風になっていて欲しいです。事実、僕も小学校の時に、夏休みの楽しみは自由研究でした。先生に普段の勉強も、自由研究みたいに熱心にやってくれれば、と言われた程です。



木星と土星観察のコツ
現在土星は、いて座近辺にいます。天の川を挟んで反対側のさそり座近辺には、土星以上に明るく目立つ木星がいますので、木星を目印に土星を見つけると良いでしょう。明るさは、0.2等級(1等星の約2.1倍の明るさ)、天の川を挟んで隣合って見えている木星に比べると約1/10の明るさですが、都市部でも十分見える明るさで見えますから探すのは簡単でしょう。
南中(南の空で一番地平線から高い位置にくる時)する前後1時間ほどしか条件良く観察できる時間がありません。地平線からの高さがない(低い位置に見えている時)は、地球の大気の影響が大きくシャープには見えません。ですから南中する前後1時間を目安に観察すると良いでしょう。

木星観測のベストタイミング(東京基準)
8月初旬 19時から21時
8月中旬 19時から20時30分
8月下旬 19時から20時

土星観測のベストタイミング(東京基準)
8月初旬 20時30分から23時
8月中旬 20時から22時30分
8月下旬 19時30分から22時

北海道は、夜に空が暗くなるのが20時を過ぎてからなので、明るいうちからの観測になります。(特に木星)

上記観測時間は、経度差により
関西は、約15分遅くなります。
九州は 約30分遅くなります。 



土星や木星がどうしても見つけられない人は、月が近くを通過していくタイミングで見つけると良いでしょう。8月9日から8月10日は月が木星の近くを通りかかります。8月11日から13日は月が土星の近くを通りかかります。


★ラプトル50とラプトル60が湘南T-SITEの店頭で引き続き販売中。
8月1日からは売り場拡充となり、日の出光学の双眼鏡や、星の手帖社の組立天体望遠鏡、月や星のポスターの販売もはじまります。ぜひお近くの方は、お立ち寄りください。

T-SITEとは、蔦屋書店を中核としたライフスタイル提案型商業施設。代官山や湘南ほか全国5カ所で展開されているショッピングコンプレックスです。単に物を売っている従来型の店舗とは異なり、本を中心に分野別にコーナー展開がなされており、売り場担当者やバイヤーにより十分に吟味された魅力ある数々の製品が魅力あるコーナー展開で展示販売されているユニークな販売店です。

既存の量販店が、他店と同じ品揃えでインターネット通販との厳しい価格競争に晒される中で売り上げが伸び悩む中で、T-SITEは既存店舗ではほとんど取り扱いがないこだわりの商品や製品も並んでいて、訪れた人それぞれが色々な刺激を受ける売り場になっています。
ラプトル50とラプトル60は、日の出光学の双眼鏡などは、アウトドアーコーナーで展示販売されています。お近くの方は是非ご覧になってみてください。

IMG_5752.jpg


そしてその湘南T-Siteで、天体観望会をやります。第一駐車場にて8月10日16時(雨天の場合の予備日は8月11日です)からはじめます。最初は太陽専用の望遠鏡で、プロミネンスや黒点など、暗くなってきたら、月や土星や木星など見ましょう!お近くの方は是非お立ち寄りください。観望会は20時までとなっております!お早めにどうぞ。自由研究のご相談にも乗りますよ!今回の講師は、スコープテックの大沼と、全国の観望会でひっぱりだこの川合慶一氏の二人で行います!
是非お越しください!

こちらをご覧ください

★日本最大級の原村星まつりに今年も出展します。
今回は、スコープテックの新型製品のお披露目もあります。ぜひお立ち寄り頂けたらと思います。場所は原村 八ヶ岳自然文化園です。8月第1金曜午後5時~日曜午前9時(2019年は8/2~4)となっております!初心者からベテランまで楽しめるイベントです!沢山のメーカーやアマチュア天文家のみなさんが参加します!

こちらをごらんください。

★おすすめの映画
「アポロ11 完全版」
1969年当時の記録映像を4Kリマスターした、歴史ドキュメンタリー映画です。実写映像なので、映画にはない緊迫感と臨場感に溢れています。どんなに当時の人たちが、月へ人類がはじめて足跡を残した瞬間を固唾をのんで見守っていたかが分かります。また管制室のスタッフの緊張感などその場の張り詰めた空気がひしひしと伝わってきます。スタジオで撮影した映画にはないリアルノンフィクションストーリー、今夏一押しの映画です。
上映館がとても少ないので、ネットで調べてご覧ください。
また「アポロ11:ファーストステップ版」 は本作を再編集した短尺版で全国の科学館や博物館で上映されています。地元に上映館のない方は、こちらをご覧になっても良いでしょう。
アポロ11 完全版の予告編はこちら。

apollo11完全版






NASAのアポロ11号月着陸50周年サイト
当時の写真や動画資料が多数見られます。


こちらです。


★おすすめテレビ番組
コズミックフロントNEXTは、NHK BSプレミアムの宇宙番組です。
次回(8月1日(木)夜10時)は、天王星、海王星、冥王星です。
番組WEBサイト



★イベント情報

●2019年 乙女高原星空観望会暫定日程
第94回 8月9日(金)から8月11日(日)
第95回 8月30日(金)から9月1日(日)
第96回 9月27日(金)から9月29日(日)
第97回 10月25日(金)から10月27日(日)
第98回 11月22日(金)から11月24日(日)

最新の日程は下記リンク先をご覧ください。

こちらです!

●2019年田奈観望会スケジュール
8月17日(土) 月齢16.4 土星と木星
9月7日(土) 月齢8.1 土星と木星
10月5日(土) 月齢6.7 金星と土星と木星
11月2日(土) 月齢5.3 金星と土星
最新の日程は下記リンク先をご覧ください。

こちらです。



おわりに
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2019年7月30日   
スコープテック 大沼 崇


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山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2019年の日程は上記サイト上でご案内しています。
・田奈星空観望会
また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2019年の日程は下記リンク先でご確認ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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星空や宇宙を見る道具を作るということ

望遠鏡とは

 望遠鏡や顕微鏡は、それまで肉眼の視力の範囲内で周りの世界を認識するしか無かった人類に、肉眼の能力の限界を超えた視界を提供した素晴らしいツールです。望遠鏡は、好奇心旺盛なガリレオ・ガリレイのような天文学者の手に渡り、空に見える天体をそれまでにない解像力と集光力で観測することが出来るようになり、月のクレーターや、木星の衛星の動き、天の川の正体を見せ、望遠鏡による天体観測の進展は、やがて人類に『宇宙』という新たなフロンティアの存在を確信させました。望遠鏡や顕微鏡の発明は、まさに視力の限界を超えて、これまで人類が認識できなかった世界への扉を開いたのです。望遠鏡や顕微鏡の発明が無かったら、今のような科学や技術、宇宙探査の進展は無かったと言い切ってしまっても言い過ぎではないでしょう。
こどもラプトル50

 私は、『初めて宇宙や星空や天体に興味を持ったこども達や初心者に、人類で初めて望遠鏡を向けたガリレオが感じた感動の追体験をして欲しい』と考えています。
視野がぼやけたり、霞んだり、視界がブレてしまうような、いい加減な作りの望遠鏡が市場の大勢を占める中で、「使いやすく、出来るだけ安価で、しかもくっきりはっきり見える望遠鏡を作り市場に供給すること」が、会社としてミッションです。
さらに私たちは、購入後のアウターサポートにとても力を入れています。僕らは、ストイックに一途に自分たちの製品の見え味と使いやすさを磨き上げるだけでなく、購入後に親身のサポートをし、星空を一生の趣味の1つとして楽しんでくれる人を増やしていきたいと考えています。
観望会シーン

これからの望遠鏡の役割
 50年前の今日、アポロ計画により、1969年7月20日に人類は初めて月面に到達しその表面を歩きました。アポロ11号からアポロ17号まで、6度の月着陸を果たしましたが、それから約半世紀、再び人間が月面に立つ事はありませんでした。現代のロケットやそれを支えるコンピューターの性能は飛躍的に高まりましたが、月の探査はやっとここ10年で無人探査機が再び訪れるようになった程度でした。しかしながら、ここ数年で状況は大きく変化します。ついには中国による月の有人探査の計画が持ち上がりました。対する米国は、アルテミス計画という新たな有人月探査計画を発表し、2024年に再び人間を月面に送り込む計画を発表しました。民間ロケット会社や日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)や世界中の宇宙機関が月を目指します。2020年代後半から2030年代以降にかけて、月の周回軌道に、西側諸国とロシアの共同利用宇宙ステーションの建設も始まり、お茶の間の4Kテレビに月周回軌道からのライブ映像が見られるような時代がもうすぐそこまで来ているのです。
NASA_Apollo_17

 50年前のアポロ計画当時、世界中で天体望遠鏡が飛ぶように売れました。月面からの生中継や周回軌道からの極めて鮮明な月面映像や月面写真がお茶の間で見られるようになったにも関わらずです。地上から望遠鏡で月を見れば、とても鮮明に月面の様子が見られます。しかし月の軌道で写した映像や写真に敵わないのは自明の理。しかし途轍もない数の望遠鏡が日本から世界に輸出され、空前の天文ブームが起こり、多くの人が生の月面像を楽しんだのです。そしてその後、多くの数の天文ファンや天文学者、宇宙飛行士を世界中で産み出したのです。
これからの10年、20年は、単発的なアポロ計画のような月探査ではなく、月をゲートに太陽系全体へと有人宇宙開発が本格的に始まる『宇宙大航海時代』の第一歩になるのではないかと、私自身は想像しています。人類史の新たなる歴史の1ページの始まりとなるのではないか。そんな期待をしています。
レンズ研磨工場

 その中で地上から宇宙を見るこども達のための『よく見える天体望遠鏡』の役割は、ますます大きくなると考えています。望遠鏡を通してみる月面の様子や、土星や木星、その他の星達の輝きは、探査機や大望遠鏡に取り付けられらたカメラで撮影した映像とは違う、独特のライブ感と生の迫力に満ちています。自分で望遠鏡の向きを変え、視界に導き、ピントを合わせた時見えた天体の姿には誰しも感動するものです。そういう意味で、望遠鏡の役割はとても大きいと考えています。またその体験があって、そうした探査機や宇宙望遠鏡から送られてくる鮮明な画像をテレビやインターネットで見た際により観察力をもって楽しめると言えます。
『スコープテック』は、これからもこども達が初めて手にする望遠鏡を、ひとつひとつ大切に、本当によく見える天体望遠鏡を心を込めて作って行きたいと考えています。そんなこども達の中から、将来の日本人宇宙飛行士が誕生し、僕の叶える事が出来なかった夢である、「月面に立つ」という夢を叶える人が出てくることを願ってやみません。

望遠鏡組み立て1


 

2019年7月の星空情報

2019年7月の星空情報です。
遅れていた西日本もようやく梅雨入りとなりました。梅雨と言ってもずっと雨が降っているわけではなく、数日に一度は晴れることもありますから、諦めずに晴れ間を狙い星空観察、天体観察を楽しんでくださいね。


●今月のハイライト
7月の注目すべき天文現象をリストアップします。

1.先月6月11日に衝を迎えた木星に続き、7月10日土星が衝となり、両惑星が観測に絶好条件です。
2.7月28日から前後数日 みずがめ座δ(デルタ)流星群が極大条件です。


〈目次〉
★7月の惑星たち
★7月の天文現象カレンダー
★7月の星空情報
★ラプトル50とラプトル60が湘南T-SITEの店頭で期間限定で展示販売を開始しました
★おすすめテレビ番組
★イベント情報


★7月の惑星たち
水星 ○→× 先月6月24日に東方最大離角となり夕方の西空低空に見えている。7月月初も観察できる。
金星  × 太陽に近すぎて観察は困難
火星 × 観測は難しい。
木星 ◎ 夜半に南の空でとても明るく見えています。観測絶好シーズン!!
土星  ◎ 夜半の南の空で明るく見えています。観測シーズン!!
天王星 △明け方に東の空に見えています。
海王星 ○未明の南の空。 

★7月の天文現象カレンダー
7月3日(水)新月 前後数日は一晩中月明かりの影響がなく、星空の観測に絶好。

7月5日(金)から7月7日(日)第93回乙女高原星空観望会です。

7月7日(日)七夕 今年の七夕は、海や山など市街地の光に邪魔されない場所へ行けば、月明かりに邪魔されずに天の川と織姫星と彦星が見えそうです。晴れると良いのですが。

7月9日(火)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとてもよく見えます!

7月10日(水)土星が衝。地球から見て、太陽と正反対の位置に来る。真夜中に南の空で落ち着いた黄色味を帯びた輝きで見える。

7月15日(月)海の日

7月17日(水)西日本で部分月食が観察できます。満月 クレーターはあまり見えませんが、海の部分の色や、クレーターから四方八方に広がる光条が良く見えます。

7月21日(日)水星が内合 地球軌道の内側かつ太陽と地球の間に位置


7月25日(木)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月のクレーター観察の好機です。天王星が西矩。

7月28日(日)早朝日の出前に月齢25.3の細い月にヒアデス星団の星が隠される星食


★7月の星空情報
全ての図版は、クリックやタップをするとさらに大きく表示できます。

☆7月10日(水)土星が衝となり、地球から見て、太陽と正反対の位置に来る。観測の好機!
リング惑星土星

ラプトル50やラプトル60などの小型望遠鏡でみるとこんな感じに見えます。
土星木星こんな風に見える

地球の公転軌道の外側で、太陽を回る外惑星である土星は、『衝』のころに地球との距離が最も近くなるので、地球から見える大きさが最も大きくなり、もっとも明るく輝くようになります。

現在土星は、真夜中に南の空で落ち着いた黄色味を帯びた色に輝いて見えています。明るさは、0.1等級(1等星の約2.3倍の明るさ)、天の川を挟んで隣合って見えている木星に比べると約1/10の明るさですが、都市部でも十分見える明るさで見えますから探すのは簡単でしょう。

衝当日の地球との距離は、13億5000万キロ 地球から太陽までの距離の約9倍の距離になります。光のスピード(秒速30万キロ)でも74分以上も掛かる距離です。仮に地球から時速800キロのジェット旅客機で土星に行くと約200年も掛かるとても遠いところにあります。

 土星の直径は、地球の直径の約9.5倍の大きな惑星でガスが主成分です。土星本体をぐるりと取り巻く巨大なリングが特徴的ですが、リングの幅に地球を並べると20個ほど並べられる程大きなものです。衛星の数は64個もありますが、小さな望遠鏡でも見えるのは衛星タイタンだけです。

 口径6センチのラプトル60のような望遠鏡で観察すると、リングがA環とB環の二色に別れて見えます。口径8センチのアトラス80で観察すると条件が良ければ、A環とB環の間に黒いレコードの溝のような線を観察できる事があります。カッッシーニの空隙と呼ばれるリングの隙間です。土星本体の模様は、木星のように明瞭ではありませんが、注意深く観察すると一本縞模様と極付近が暗くなっている様子が観察できるでしょう。

とても軽い惑星で、比重は水よりも軽く、土星が入るような巨大な水槽を用意したとすると、水にプカリと浮いてしまうほどです。

土星観察のコツ
現在土星は、いて座近辺にいます。天の川を挟んで反対側のさそり座近辺には、土星以上に明るく目立つ木星がいますので、木星を目印に土星を見つけると良いでしょう。南中(南の空で一番地平線から高い位置にくる時)する前後1時間ほどしか条件良く観察できる時間がありません。地平線からの高さがない(低い位置に見えている時)は、地球の大気の影響が大きくシャープには見えません。ですから南中する前後1時間を目安に観察すると良いでしょう。
今年の夏は土星と木星が見頃

土星や木星がどうしても見つけられない人は、月が近くを通過していくタイミングで見つけると良いでしょう。7月13日から7月16日はそのチャンスです。

月が通りかかる

★ 速報ニュース 木星の地上からの最新の観測に関して
土星のすぐ近くに見えている木星ですが、これまで段々小さくなっていた、木星の大赤斑(目玉のような模様)ですが、縮小が止まり少しだけ大きくなっているという観測結果が報告されてきました。(ちなみに目で見ても先月と比べて大きくなっているのは分かりませんが...)この後再び縮小に転じるのか、じわじわと大きくなっていくのか、今しばらく観測の継続が必要ですが、これ以上小さくなると小型望遠鏡での観測は難しくなってくるので、このまま大きくなって欲しいと、個人的には考えています。
巨大ガス惑星

☆部分月食が西日本で観察できます。
7月17日の明け方に南西諸島、九州地方、四国地方(東部のごく一部を除く)、中国地方(東部を除く)の西日本で部分月食が観察できます。月食とは、地球の影の中に月が入る天文現象です。今回は明け方に西の地平線に月が沈む前に起こります。日の出前からはじまりますが、少し欠けたところでどんどん空が明るくなり、月食の途中で月も沈んでしまいますから観測条件的にはあまり良いとは言えません。

☆7月28日(日曜日)早朝夜明け前にヒアデス星団食
夜明け前の東の空低い位置に、晩秋から冬にかけて見頃を迎えるおうし座が上がってきています。そのおうし座のVの字の星の並びがヒアデス星団と呼ばれる大きな散開星団です。そのヒアデス星団の星を7月28日(日)の早朝に細い月が隠す星食と呼ばれる天文現象が観察できます。潜入の30分前には、東の地平線上に上がってきたおうし座の方向を見て頂きます。あまり月に近づき過ぎてからですと、月の光に幻惑されて肝心の隠される星が見つけづらくなります。まず月を見つけてください。その方向に双眼鏡や低倍率の接眼レンズをセットした天体望遠鏡を視野に入れ観察してください。
先ずおうし座δ1星が隠され、その次におうし座δ2星が隠されます。

ヒアデス星団星食ガイドマップ

ヒアデス星食拡大

各地の隠される時間(潜入時間)と出てくる時間(出現時間)がかなり違いますので、下に記します。
δ1潜入
札幌 午前3時3分
仙台 午前2時53分
東京 午前2時48分
大阪 午前2時46分
福岡 午前2時45分
那覇 午前2時34分

δ1出現
札幌 午前4時4分
仙台 午前3時56分
東京 午前3時51分
大阪 午前3時46分
福岡 午前3時42分
那覇 午前3時31分

δ2潜入
札幌 午前3時29分
仙台 午前3時23分
東京 午前3時19分
大阪 午前3時15分
福岡 午前3時11分
那覇 午前3時5分

δ2出現
札幌 午前4時32分
仙台 午前4時20分
東京 午前4時13分
大阪 午前4時10分
福岡 午前4時6分
那覇 午前3時48分





☆みずがめ座δ流星群
7月28日の前後数日間に渡り見える流星群です。今年は月明かりの影響もなく条件良く観測ができます。8月半ばの三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群は、今年は満月に近い月灯りに邪魔されて条件的に最悪なので、流星数はペルセウス座流星群ほど多くないやや小規模の流星群ですが、こどもたちの夏休み期間中でもあり、家族で楽しんで頂きたいと思います。
流れ星は、ガイドマップ内の茶色文字『みずがめ座δ南』で示されている放射点を中心に四方八方に放射状に飛びますが、放射点の位置が低いので放射点から打ち上げ花火のように頭上に向かって飛ぶ流れ星が多いでしょう。流星のスピードは、夏のペルセウス座流星群や冬のふたご座流星群より遅くゆったりと飛びます。
みずがめ座δ流星群

★ラプトル50とラプトル60が湘南T-SITEの店頭で期間限定で展示販売を開始しました。
T-SITEとは、蔦屋書店を中核としたライフスタイル提案型商業施設。代官山や湘南ほか全国5カ所で展開されているショッピングコンプレックスです。単に物を売っている従来型の店舗とは異なり、本を中心に分野別にコーナー展開がなされており、売り場担当者やバイヤーにより十分に吟味された魅力ある数々の製品が魅力あるコーナー展開で展示販売されているユニークな販売店です。既存の量販店が、他店と同じ品揃えでインターネット通販との厳しい価格競争に晒される中で売り上げが伸び悩む中で、T-SITEは既存店舗ではほとんど取り扱いがないこだわりの商品や製品も並んでいて、訪れた人それぞれが色々な刺激を受ける売り場になっています。
ラプトル50とラプトル60は、アウトドアーコーナーで展示販売されています。お近くの方は是非ご覧になってみてください。
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★おすすめテレビ番組
コズミックフロントNEXTは、NHK BSプレミアム3の宇宙番組です。
次回(7月4日(木)夜10時)は、今見頃の『土星』です。土星の最新の情報が盛りだくさん!
ぜひお見逃しなく!

番組WEBサイト
https://www4.nhk.or.jp/cosmic/

各日夜10時から
7月4日(木)土星
8月1日(木)天王星、海王星、冥王星


★イベント情報

●2019年 乙女高原星空観望会暫定日程

第93回 7月5日(金)から7月7日(日)
第94回 8月9日(金)から8月11日(日)
第95回 8月30日(金)から9月1日(日)
第96回 9月27日(金)から9月29日(日)
第97回 10月25日(金)から10月27日(日)
第98回 11月22日(金)から11月24日(日)

最新の日程は下記リンク先をご覧ください。
http://otome.sblo.jp/

●2019年田奈観望会スケジュール
7月13日(土) 月齢10.7 土星と木星
8月17日(土) 月齢16.4 土星と木星
9月7日(土) 月齢8.1 土星と木星
10月5日(土) 月齢6.7 金星と土星と木星
11月2日(土) 月齢5.3 金星と土星
最新の日程は下記リンク先をご覧ください。
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おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

webmaster@scopetown.jp

よろしくお願い申し上げます!

2019年6月30日   
スコープテック 大沼 崇


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株式会社スコープテック 大沼崇のフェイスブックアカウント
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