地球からは絶対見えない角度から撮影した土星のリング


Credit: NASA/JPL/Space Science Institute クリックで拡大します。

3月1日にリリースされたNASA/ESAのカッシーニ・ホイヘンス探査機(現在土星の周囲を周回し探査を行っています。)が撮影した土星のリングを高緯度から撮影した写真です。太陽は環の裏側からあたっています。土星本体にかかる環の影と環に落ちた本体の影が印象的です。
最初見た時は、正に自然の造形美といえる凄い写真に私は息を飲みました。それ以来私のデスクトップを飾っています。現在土星は、日没後に非常に見やすい位置にあります。この写真を見た後に80A-MAXIに240倍で土星を見ました。もちろん僅か8センチの望遠鏡ですから大豆の様な大きさにしか見えませんが、十数億キロ先のあの小さな土星のまわりを、人間が送り込んだ探査機が周回し、あの様な素晴らしい写真を送って来ているかと思うと、望遠鏡を覗きながら年甲斐もなく「じーん」ときて、本当に涙が出そうになりました。(なぜか分かりませんが。)ドラえもんの「ジーンマイク」の様な土星ですね。
ジーンマイクなんか知らないという方は、下記をご覧ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/
検索でジーンマイクと入力して下さい。
ジーンマイク外観
http://i.yimg.jp/images/kids/doraemon2006/dougu_main/045.jpg
てんとう虫コミックス9巻『ジ~ンと感動する話』に登場します。

いやいや人間ってくだらない事もしますが、あんな所に探査機送り込んで、こんな写真撮らせてしまうのですから、たいしたものです。お金儲けにもなる訳でなく、2000億円も予算かけて1997年の打ち上げ以来、実に7年半という長い年月をかけて、土星に到着、それ以来3年近く土星のまわりを巡りながら、土星やリングや沢山の衛星を様々な角度から、様々なセンサーやカメラを使って調査を続けている訳です。

凄いことですね。

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コメント

No title

新記事をアップ後にてここの記事のご案内がありましたので訪問して参りました。
最近のNASAから新しい天体観測記事の提供がありました。いづれは、この地球へ接近すると思われますが、どうでしょうか。

No title

「3年後の12月に地球へ到来し着つつあるフォトンリング」ですか。天文学的にはどうなんでしょう?
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