2018年12月の星空情報です。

12月の星空情報メールです。

●今月のハイライト

12月となりました。今月も見どころが沢山あります。



1.今月は、先月からご紹介しているウィルタネン彗星が12月中旬過ぎに地球に最接近し見頃になります。12月中旬過ぎから月明かりに邪魔されますが、年末年始にかけて月明かりに邪魔されずに再び見頃を迎えます。
 このウィルタネン彗星ですが、12月10日過ぎから、暗い夜空の下では、肉眼でもぎりぎり見える明るさになります。もちろん双眼鏡、天体望遠鏡でより楽しめます。カメラでの撮影も楽しいでしょう


2. 三大流星群の一つであるふたご座流星群が観測できます。年間の流星群の中で最も沢山の流れ星を飛ばします。肉眼やカメラによる写真撮影で楽しめます。

3.惑星は、明け方、日の出前の東の空で金星が見ごろ、水星も下旬には見ごろを迎えます。
肉眼で見えます。水星は双眼鏡で探すと良いでしょう。一度双眼鏡で位置が分かれば肉眼でも見えます。望遠鏡があるとより楽しめます。

各図版はクリックすると拡大できます。
各図版の著作権は、スコープテックと大沼崇に帰属しますが、教育目的での印刷などによる再配布に制限はありません。


〈目次〉
★12月の惑星たち
★12月の天文現象カレンダー
★12月の星空情報
★今月の便利グッズ
★イベント情報


★12月の惑星たち
水星 水星  12月5日過ぎから年末まで◎12月15日に西方最大離角で観測条件は良い。
金星 ◎ 12月2日に夜明け前の東の空、最大光度で燦然と輝く。
火星 △ 視直径10秒を切りました。口径8センチで表面模様がかろうじて見えます。
木星 × 見かけ上太陽に近く観測が困難。
土星 × 見かけ上太陽に近く観測が困難
天王星 ◎ 宵に南の空に見える
海王星 ◎ 宵に南西の空に見える

★12月の天文現象カレンダー
暖冬傾向の予報がでています。しかし昼間は暖かくても、朝晩は思ったより冷え込むようになります火星は大接近した今夏に比べると暗くなりましたが、まだ宵の南西の空でまだ存在感のある輝きを放っています。また見つけるのは少々困難ですが、天王星と海王星が引き続き見頃です。


12月2日(日)金星が明け方の空で最大高度(-4.7等)
12月4日(火)夜明け前の東の空で月と金星が接近して見えます。(美しい眺め)

12月7日(金)新月
12月13日(木)ウィルタネン彗星が近日点を通過
12月14日(金)から16日(日)第89回乙女高原星空観望会
12月14日(金)ふたご座流星群の流れ星が最も沢山見られる(極大)条件最良
12月15日(土)水星が西方最大離角(地球からみて太陽の西側に最も離れた位置に来る)日の出前観測条件が良い 上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
12月16日(日)ウィルタネン彗星が地球に最接近(距離0.078天文単位)

12月16日(日)変光星のはくちょう座χ(周期410日)が極大光度
12月18日(火)変光星のくじら座ο(ミラ)(周期332日)が極大光度
12月23日(日)天皇誕生日 満月
12月29日(土)下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!


★11月の星空情報

☆ウィルタネン(ワータネン)彗星が地球に最接近。
ウィルタネン彗星は1948年1月にウィルタネンが発見した、公転周期約5.4年の短周期彗星です。12月13日に近日点(彗星が太陽から最も近い場所)を通過し、12月16日に地球に最接近します。その接近距離は地球から月までの距離の約30倍と今まで地球に近づいた彗星の中でも屈指の近さを通ることになります。彗星としてはやや小ぶりの彗星ですが、地球に近い位置を通るのでその分明るく見えるというわけで、注目を浴びています。20年以上前に大きな話題になった百武彗星やヘールボップ彗星程にはは明るくならず大彗星ではありませんが、ここ近年に観測されている彗星の中では一番明るく見えると予想されています。


12月太陽との距離が近づくとともに、地球にも近づいて来ますのでどんどん明るくなります。また南中時の地平線からの高度も上がりますから、観測条件もとても良いのです。月明かりが無い時に観測することを考えると満月の前後5日ほどは避けて観察をしましょう。
ぜひ見逃さないで観察を試みてくださいね。

ウィルタネン彗星 ガイドマップ


☆ふたご座流星群 極大日 
12月上旬から中旬にかけて、冬の星座の一つであるふたご座の二等星カストル付近から放射状にたくさんの流れ星が飛び出すように見られる『ふたご座流星群』が見られます。特にたくさんの流れ星がみられるのは、月明かりに邪魔されない、12月13日の夜11時過ぎから14日の明け方にかけてと、12月14日の深夜12時過ぎから15日明け方にかけてになります。天気が悪くその2日間で見られないようであれば、12日ごろから15日まではかなり多くの流れ星が見えるはずです。星空が綺麗で視界が開けた場所であれば1時間に60個から時には100個以上の流れ星を見ることができます。その日が悪天候でも、
市街地でも、明るい街灯が直接眼に入らないようにすれば、一時間に数個から十数個の流れ星を見ることができるでしょう。

※観測のポイント
1.市街地であれば街灯が直接目に入らない場所で
2.上弦の月が夜半に地平線に沈んで月明かりの影響のない夜半過ぎから観測することをおすすめします。
3.可能であれば、星空の綺麗に見える海や山へ遠征して見てください。市街地での観測より10倍近い流れ星を観察できます。
4.流星群の流れ星は、流星群の放射点(下記図版に図示)を中心に四方八方に飛びます。出来るだけ空を広く見て観測するのが、沢山の流れ星を見る秘訣です。






☆金星と水星が、明け方日の出前の東の空で見ごろです。
12月2日、金星は、明け方の日の出前の空で最大光度となりマイナス4.7等級(1等星の約185倍)の素晴らしい明るさで輝きます。天体望遠鏡で見ると、月齢6の月と同じような形で見えるはずです。年末年始にかけて少しずつ地球から遠ざかりなが、半月の形に変わっていくようすを天体望遠鏡で観察できます。




☆二つの有名な脈動変光星が相次いで極大光度になります。
12月16日(日)変光星のはくちょう座χ(周期410日)が極大光度、12月18日(火)変光星のくじら座ο(ミラ)(周期332日)が極大光度になります。
星自体の明るさが変わる星です。脈動変光星とは、星がブクブク膨らんだり、しぼんだりしながら明るさが変わる星です。星としての一生の末期を迎え、中心で核融合反応で生み出されるエネルギーの量が不安定になり膨らんだりしぼんだりします膨らんだ時に暗くなり、しぼんだ時に明るくなります。しぼむと星の内部の圧力が高くなって中心での核融合が活発になるため明るくなります。

くじら座ο(ミラ)
極大光度2.0等級-極小光度10.2等級 平均的には、極大時で3〜4等級
アストロアーツ社のこちらのページも参照ください。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10297_ph181212
はくちょう座χ
極大光度3.3等級-極小光度14.2等級 平均の極大光度は4.3~5.1等級
アストロアーツ社のこちらのページも参照ください。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10296_ph181210

●今月の便利グッズ
星座の中にある、星雲や星団を探すのに便利なものとして、星図があります。恒星や星雲星団といった天体の位置や明るさを記したマップです。

 アストロアーツ社の星空シミュレーションソフト「ステラナビゲーター」も広義では、パソコン上で動作する星図と言えます。

書籍として販売されている「星図」もあります。
また、インターネットでダウンロードできる星図もあり、プリントしたり、タブレット端末で表示したりして使えるPDFファイルで無料で頒布されているものもあります。

 星図は、星空シミュレーションソフトのように惑星などの天球上を動いていく天体は表示されていませんが、様々な天体が地図と同じように地図記号のように図形で表示されているのでこれはこれでとても便利なものです。例えば重星や連星、変光星なども一目で分かる便利さがあるのです。

また紙にプリントアウトすれば、見た天体にマーキングしたり、さまざまなメモを書き込む事もできます。

下記に代表的な星図をリンクしておきますので使ってみることをおすすめします。

滝星図
http://www.geocities.jp/toshimi_taki/index.htm

Mag7 Star Atlas
https://ia802605.us.archive.org/25/items/Mag_7_Star_Atlas/Mag_7_Star_Atlas.pdf


★イベント情報

●2018年 乙女高原星空観望会
第89回 12月14日(金)~12月16日(日)ウィルタネン彗星とふたご座流星群申し込み締め切りは、12月10日(月)となっています。
観望会の詳細と予約へのリンクは下記サイトをごらんください。
http://otome.sblo.jp/
●田奈星空観望会
今年の田奈星空観望会は終了しました。来年の日程は近日中に発表いたします。


おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

webmaster@scopetown.jp

よろしくお願い申し上げます!

2018年11月30日   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント
https://www.facebook.com/takashi.onuma.7
天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。
ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。

・星空と天体観測のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo
さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。
・田奈星空観望会
また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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2018年11月の星空情報です

●はじめに
10月も関東は天候不順で、星空が見える日が少なかったです。みなさんのお住まいの地域ではいかがだったっでしょうか。

 先月末に愛知県小牧市の民家に隕石が落下し、国立科学館の調査の結果、現在さらに詳細な分析調査が行われていて、調査後データーを添えた上で、正式に国際隕石学会に隕石として申請、登録される見込みとなっています。国内での隕石落下は2003年広島隕石以来15年ぶりのことです。今回の隕石の大きさは10センチ、重さ550gでした。
 この隕石は、先ず家の屋根でバウンドし、屋根に大きな傷をつけ、その後隣家のガレージを突き破り地面に落下したそうです。隕石の落下は、火災保険や住宅の保険で通常はカバーされるとのことですから少しは安心ですね。

さて、先月、先々月号などのメールマガジンでご案内していたジャコビニ・チンナー彗星を10月7日の乙女高原星空観望会で観測と撮影を試みました。予報の明るさは7.5等級と比較的明るく、やや大きめの双眼鏡や標準レンズ程度でも簡単に観測、撮影できるものと思いチャレンジしましたが、デジカメの液晶画面で全然確認ができません。あまりに写らないので、口径15センチの超大型の双眼望遠鏡で確認してもらったところ、予想の1/5以下の明るさ、9.5等級から10等級の明るさしかなく、そのような大型の機材でもやっと見える程暗いとの知らせを受け、カメラのレンズを200mmの望遠レンズに入れ替えて撮影したのが、下の写真になります。



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さていつも通りはじめさせて頂きます。今月の星空情報メールです。

※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10やプラネタリウムソフトのスーパースターfor SCOPETECHを使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html


ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白い天文シミュレーションソフトで、過去や未来の星空の様子を見たり、地球上のどこにも観測地を設定できるので、将来の天文現象を調べたい時や、海外旅行に出かけた際もとても重宝します。

http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml


〈目次〉
★概要
★イベント情報
★11月の惑星たち
★11月の天文現象カレンダーと11月の星空情報
★『星旅』巨大パラボラアンテナを訪ねて
★今月のおすすめの本
★望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに


★概要
11月は、1日が下弦の月 8日が新月となり、15日が上弦、23日が満月です。火星は大接近の頃に比べると明るさも大きさも半減していますが、まだまだ夜空では目立つ存在です。表面の模様を観察するには、口径8センチ以上の望遠鏡が良いでしょう。土星は日没後に西の低空に見えますが、もうかなり低い位置なので、シャープには見えませんがリングを見る事はできます。

★イベント情報

●2018年 乙女高原星空観望会
第88回 11月9日(金)~11月11日(日)夏の星座 夏の天の川 秋の星座や銀河。火星など。申し込みの締め切りが11月5日(月)となっています。
観望会の詳細と予約へのリンクは下記サイトをごらんください。
http://otome.sblo.jp/


●田奈星空観望会

次回の田奈星空観望会は、11月17日(土) 月齢4 月、火星と夏の星座、秋の星座など日程は天候やその他の要因により、変更中止となる場合があります。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html





★11月の惑星たちと彗星
水星 11月7日に東方最大離角だが地平高度があがらず条件は良くない。上旬△ 日没後西空低い位置で観測可能
金星 初旬△、中旬から○ 先月まで夕方の西空低く見えていたが10月25日に内合となり、これからは夜明け前の早朝に明けの明星として輝くようになる。
火星 ○ 大接近後2ヶ月が経過し、大接近の時に比べるとふたまわりほど小さくそして月のように少し欠けた姿で見えています。10月末現在なんとか口径6センチのラプトル60でも極冠や薄黒い模様が見えています。
木星 × 日没後に西の空低空 観測には地平高度が低すぎます。
土星 △ 日没後の空低いので大気の揺らぎの影響を受けやすくなかなかシャープに見えないかもしれません。太陽を追いかけるように沈んで行くので空に夕焼けが残るうちから観測してください。リングが大きく開いて見えています。。今年以降リングの開きが小さくなっていきます
天王星 ◎ 夜半に南の空に見える
海王星 ◎ 宵の空に南の空に見える

★11月の天文現象カレンダー
いよいよ秋めいてきました。昼間は暖かくても、朝晩は急に冷え込むようになりますから風邪をひかないように防寒対策は怠らないようにしましょう。火星は大接近した今夏に比べると暗くなりましたが、まだ宵の南西の空で存在感のある輝きを放っています。見つけるのは少々困難ですが、天王星と海王星が見頃です。


11月1日(木) 下弦の月 深夜過ぎから明け方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!

11月2日(金)月の南におとめ座の一等星レグルスが見える。
11月3日(土)文化の日
11月6日(火)おうし座南流星群が極大(条件最良)
11月7日(水)水星が東方最大離角(地球からみて太陽の西側に最も離れた位置に来る)が今回は条件が悪く、地平線からの高度が上がらず観測はしづらい。
11月9日(金)から11日(日)第88回 乙女高原星空観望会
11月12日(月)月齢5の夕方見える月が土星と近づいてみえる。(土星の南に月が見える)
11月13日 (火) おうし座北流星群が極大。月も宵の時間帯に沈みますので月明かりに邪魔されず条件は良い。流星数は少ない流星群ですが、時折とても明るい流星が見られます。

15日(木)上弦の月 夕方から夜半前に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!今回は月面Xが見られます。
11月17日(土)田奈星空観望会
11月18日(日)しし座流星群が極大(流星がもっとも沢山流れる日)
11月23日(金)勤労感謝の日 満月
11月24日(土)満月過ぎの月におうし座の一等星アルデバランが近づいて見える。



※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。

★11月の星空情報

☆ウィルタネン(ワータネン)彗星
ウィルタネン彗星が、12月の地球への最接近を控え、予報光度(予報されている光度予測)に遅れることなく順調に増光している模様です。(参照:Comet Observation Database  https://cobs.si/ )

先月号のおさらい。
■彗星とはどんな天体なのか?
 彗星は太陽系小天体のひとつでおもに氷や塵からできているものを彗星といいます。岩石を主成分とするものは、小惑星に分類されます。彗星は、例えると砂つぶ混じりの雪ダルマのような天体で、太陽から遠い場所にあるときはカチカチに凍りついていますが、太陽に近づいてくると太陽からの熱で溶けてきます。さらに炙られると水蒸気やガスや塵を表面から放出し始めて、彗星の周りを取り巻きます。これをコマといい彗星の頭部になります。さらに活発に活動する彗星は、太陽風にそれらのガスやチリを流されて太陽と反対方向に尾を引きます。地球に近づいたり、大きな彗星ですと肉眼でもはっきり見えるほど見事な姿になります。彗星のうち多くのものは、数年から数百年、数千年の周期で太陽の周りを公転しています。彗星が通った後にはチリがばら撒まかれます。そこを地球が横切ると沢山の流れ星が見られます。それが流星群です。
 彗星自体は小天体であり直径は数十メートルから大きなものでも数十キロほどの小天体(核といいます)ですが(ちなみにウィルタネン彗星の核は直径1.2km程と見積もられています)、とりまいているガスやチリの塊(コマ)はとても大きく、コマの直径は地球サイズはざらで、大きなものでは、直径100万キロを超え、太陽の大きさを超えるものもあるほどです。(太陽の直径は地球の400倍もあります)そして吹き流しのように引く尾は、長いものでは、一億キロを超える程です。百武彗星は、1996年に地球に接近し、地上から夜空を見上げると空を真っ二つに割るような90度にも及ぶ尾を引きました。百武彗星の尾は観測史上最長の5億7000万キロ(地球から月までが38万キロ、地球から太陽までが1億5000万キロ)にも達しました。ただこの巨大な姿は太陽に近づいて暖められている間だけの短い期間だけの姿で、再び太陽から遠ざかると、核からのガスやチリの供給が少なくなり、尾は消失し、やがてコマもなくなり、ちいさな天体にもどります。実際のところ百武彗星の本体である核の直径は約2キロほどしかありません。
ウィルタネン彗星は1946年に発見され、周期が5年5ヶ月の短周期彗星です。発見以来、今回が12回目の回帰になります。今回の回帰は、その12回の回帰の中で、最も地球に近づき、もっとも明るくなると期待されています。ここ数年で最も明るくなる彗星ですので、みなさん見逃さないようにしてください。2018年12月16日に地球まで0.078天文単位まで近づきます。(天文単位は距離で、地球から太陽の距離1億五千万キロを1天文単位といいます)地球から太陽の距離の約1/13の距離1170万キロ、地球から月まで38万km離れていますが、その30倍の距離まで近ずく事になります。一見遠いようにも感じますが、これまで記録されている彗星の接近距離としては上からか教えて20位、ここ50年間に地球に接近した彗星としてはベスト10に入る接近距離になります。
また彗星が一番明るくなるのは、太陽に一番近づく近日点通過の時になりますが、ウィルタネン彗星の近日点通過は、12月13日で、その僅か3日後の12月16日に地球に最接近する事からも期待が高まっています。

このままの調子で光度が上昇すれば、11月半ばには、街灯の影響のない暗い夜空で観察すれば、双眼鏡での観察が可能になるでしょう。

ここ数年では一番明るくなる彗星には間違いないですが、ウィルタネン彗星は大彗星ではありません。肉眼でその姿を見るには、12月初旬からの地球接近のころに、天の川が見えるような美しい星空が見える場所まで行かなければなりません。また月明かりが邪魔しない時間帯に観察するようにましょう。
予想どうりの光度に達すれば、肉眼でぼんやりと輝く姿と、うっすらと尾をひく姿を観察できるでしょう。肉眼が厳しいようであれば、弊社の星座望遠鏡や、6から8倍程度で30mm以上の口径のある双眼鏡で観察してみましょう。天体望遠鏡で覗く場合は、頭部のコマが低倍率にした望遠鏡の視界でもはみ出てしまいそうです。地球最接近のころには、頭部のコマの直径は月の2倍ほどの大きさに見えるのではないかと言われています。

また最接近前後は、写真には比較的容易にその姿を写し撮れると思います。三脚にカメラを載せた上で、デジタルカメラのISO感度を2000以上に設定し、絞りを出来るだけ開いて、30秒程シャッターを開けて撮ってみてください。

11月のウィルタネン彗星
太陽との距離が近づくとともに、地球にも近づいて来ますのでどんどん明るくなります。また難中時の地平線からの高度もどんどん上がりますから、観測条件も月末に向かってどんどん良くなって来ます。月明かりが無い時に観測することを考えると満月の前後5日ほどは避けて観察をしましょう。


ウィルタネン彗星 ガイドマップ



彗星の核 上方向にガスやダストを放出しています。
Comet 67P iESA/Rosetta



※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると見やすく拡大できます。
https://buzzap.jp/news/20180426-comet-gif/

☆11月の流星群

ペルセウス座流星群火球



ペルセウス座流星群火球 上の写真の部分拡大



11月は主に三つの流星群の極大日があります。(極大日とは、最も沢山の流れ星が流れる日です。)

おうし座南流星群 極大日11月6日(観測条件は良い)1時間に5個程度
おうし座北流星群 kyokudaibi11月13日(観測条件はとても良い) 1時間に5個程度 

おうし座流星群は、数年に一度活発な出現を繰り返す流星群で、南群と北群の二つの流星群があります。流れ星のスピードがゆっくりなのも特徴の一つです。流星物質の対地スピードが秒速30km未満なのがその理由です。飛ぶ火球と呼ばれる1等星の100倍以上の明るい流星の割合が多い事でも知られています。周期3.3年のエンケ彗星や小惑星など、この流星群の流れ星の元を供給する母天体は複数の候補が上がっています。また近年、おうし座流星群の火球の軌道を計算したところ、流星物質の支流が新たに確認されたとの科学論文があり、その中にはかなり大きな小惑星も含まれている可能性があり、地上に危険が及ぶ危険性があるとの指摘もありますが、個人的にはあまり心配する必要はないかなと考えています。今年は活動は低調な予想で、南群、北群とも流星数は、それぞれ1時間5個程度とのことです。活動が1ヶ月近く続く流星群なので、秋の夜空を観察中に明るい流星が流れたら、経路を逆にたどりその延長線上におうし座があるか確かめてみてください。延長線上におうし座があれば、おうし座流星群に属する流星の可能性があります。


しし座流星群 極大日 11月18日(月明かりの影響がなく観測条件は良い)1時間に15個程度

数十年に一度大規模な流星嵐を起こす流星群として有名です。2001年に日本を含む東アジアで観測された流星嵐は見事でした。私は長野県の野辺山宇宙電波観測所の近くで観測しましたが、ピーク時には1時間に1000個を超える流れ星を見る事ができました。地上を照らし出し影ができるような大火球もいくつも目撃したのを覚えています。

しし座流星群の流れ星の特徴は、流れ星が高速なこと。太陽の周りを秒速kmで公転する地球のほぼ真正面から流星物質が地球の大気圏に突っ込んでくるためで、しし座流星群の流れ星の対地スピードは秒速71kmにも達します。
現在は活動は静穏期ですが、それでも1時間に15個ほどの流れ星を飛ばすと予想されています。


流星群は放射点を中心に放射状に流れ星が飛びます。




★巨大パラボラアンテナを訪ねて

ちいさなものでは、各家庭にあるBS放送やCS放送受信用のパラボラアンテナがあります。せいぜい直径は数十センチ、集合住宅の屋上についている少し大きなものでもせいぜい1メートル程度の大きさでしょうか。放送衛星や通信衛星からのテレビ電波を受信するのが目的です。それらの衛星は、静止軌道上にあり、地球の自転と同期した軌道なので、いつも空の同じ方向に衛星がいるので、アンテナの角度は変わりませんし、衛星は、赤道上の高度35,786キロメートルと比較的近い場所なので、アンテナの直径が小さくても電波の受信には十分です。

それに対して、今回紹介するパラボラアンテナは、小さいもので直径10m、大きなものですと直径64メートルもある巨大なものです。惑星探査機との通信に使われるパラボラアンテナや天体観測に使われる電波望遠鏡は、日本各地に点在しています。ぜひみなさんも見に行ってみてください。

◎国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 (種別 電波望遠鏡)
直径46メートルの巨大なパラボラアンテナ一基と直径10メートルの電波望遠鏡6基の電波望遠鏡です。電波望遠鏡は、遠くの天体の発する微弱な電波を巨大なパラボラで集めて天体を観測する装置です。1981年10月に試験観測を開始し、以来38年間に渡り電波天文学の最前線で活躍してきた施設ですが、現在財政難により閉鎖の危機を迎えています。いまだに観測装置としては世界一線級の電波望遠鏡ですが、残念なことです。今はビジター向けの展示施設もありますが、閉鎖されるとすると、見学できるのもあと僅かかもしれません。早めの見学をお勧めします。

〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
電話: 0267-98-4300

年末年始休業(12月29日~1月3日)を除き、毎日見学(入場は無料、自由見学)できます
見学時間は、通常、午前8時30分〜午後5時までです。





◎国立天文台三鷹 6mミリ波望遠鏡(種別 電波望遠鏡)
1969年に建造された口径6メートルの電波望遠鏡。今回ご紹介しているパラボラアンテナの中では一番小さいが、野辺山の45m電波望遠鏡や、南辺チリのアタカマにある電波望遠鏡の始祖的存在でもあるので紹介しました。最近まで鹿児島大学により教育目的で使われきましたが、現役を引退し、元々あった国立天文台の三鷹キャンパスに戻ってきました。現在、第一線で活躍する日本人の電波天文学者を多数育てた電場望遠鏡でもあります。

〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
電話 0422-34-3600(代表)
見学時間 年末年始期間(12月28日〜1月4日)を除く午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)




◎JAXA宇宙科学研究所臼田深宇宙観測所 (種別 惑星探査機との交信用アンテナ/電波望遠鏡として使われた事もある)
直径64メートルの巨大なパラボラアンテナ。惑星探査機と交信するアンテナとしては世界最大級といえます。はやぶさ2の場合、3億キロ先の探査機と送受信しなければならず、地球の周りを回る衛星との交信と違い桁違いに大きなパラボラアンテナが必要になります。
臼田の巨大パラボラアンテナは1985年に完成し、設計上の寿命である20年を大幅に超えて運用が続いています。写真を撮影した時も、まさに小惑星リュウグウを探査する『はやぶさ2』との交信をしている時で、このパラボラアンテナの向いている先3億キロに『はやぶさ2』があるかのかと考えると感慨深いものでした。背面の骨組みにもご注目ください。とても綺麗です。新型の美笹のアンテナはパラボラ裏面にカバーが掛かっており見る事ができません。またビジター用の展示施設も充実していますので是非ご覧ください。
この臼田のパラボラアンテナは、美笹深宇宙探査用地上局完成後は、しばらく平行で運用される予定です。

〒384-0306 長野県佐久市上小田切大曲1831-6

見学のお問い合わせ

電話0267-81-1230
FAX0267-81-1234
受付時間
平日 9:30~12:15, 13:00~16:00

開館時間
10:00~16:00
休館日
原則年中無休
(臨時休館がございます。ご了承ください。)

注意点、冬季は雪が降ります。また道が狭くアップダウンがあるため、車はスタッドレスタイヤやチェーンの装備は必須です。また雪道走行に不慣れな方は、来春に訪れてみてください。






◎JAXA宇宙科学研究所 美笹深宇宙探査用地上局(種別 惑星探査機との交信用アンテナ)
臼田宇宙空間観測所の老朽化にともない、現在建設中の巨大パラボラアンテナです。予算上の制約により、アンテナの直径は54メートルと臼田に比べると10メートル小型のアンテナです。臼田のパラボラアンテナよりパラボラアンテナの面精度をあげることにより、口径の減少による性能の低下を補っているとのことです。
これだけ大きなパラボラアンテナの建設中の姿を見る機会はなかなかありません。蓼科スカイライン沿いにあり、臼田よりアクセスは楽ですが、11月下旬には降雪により例年道路は通行止めになります。11月はやめの見学をお勧めします。

〒385-0046 長野県佐久市前山字立科1905-1

工事現場のため、見学者用専用駐車場なし、見学施設なし。路上駐車はおやめくださいとの事です。








◎国立天文台水沢 VERA20メートルアンテナ(種別 電波望遠鏡)
相対VLBIの手法によって、これまでより100倍高い精度で銀河系内にあるメーザー源の位置と運動をはかり、銀河系の3次元地図を作成するプロジェクト
同様の電波望遠鏡が日本国内に他に3基ある。岩手県水沢(本地)、小笠原、入来(鹿児島)、石垣島(沖縄県)この4つの電波望遠鏡を組み合わせて観測すると、直径2,300kmの電波望遠鏡と同じ性能を発揮することができます

国立天文台水沢キャンパスをご見学の際は、まず奥州宇宙遊学館にお立ち寄りください。パンフレットの配布を行っております。
構内は09:00から17:00までのあいだ、ご自由にご見学いただけます。

〒023-0861 岩手県奥州市水沢区星ガ丘町2-12
電話: 0197-22-7111
開館時間
09:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日
年末年始、火曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料
大人・学生:200円 生徒・児童:100円 (15名以上の団体は半額)
電話番号
0197-24-2020




その他の大きなパラボラアンテナ

◎JAXA勝浦宇宙通信所(種別 地球の周辺の人工衛星との通信アンテナ)
地球のまわりを回る人工衛星との交信施設です。直径20メートル、13メートル、11メートル、10メートルのパラボラ アンテナがあります。
〒299-5213
千葉県勝浦市芳賀花立山1-14

見学のお問い合わせ
電話 0470-77-1601
受付時間 平日 9:30~12:15, 13:00~17:45

開館時間 10:00~17:00

休館日
年中無休
(臨時で休館となる事もございます。ご了承ください


◎内之浦宇宙空間観測所(種別 地球の周辺の科学衛星および探査機との通信アンテナ)
20メートルアンテナ・34メートルアンテナ

〒893-1402
鹿児島県肝属郡肝付町南方1791-13

見学のお問い合わせ
電話
050-3362-3111

受付時間
平日 8:30~12:15, 13:00~16:30

開館時間
8:30~16:30

休館日
問い合わさください。


★今月のおすすめの本

日本の星名事典 北尾 浩一署

現代では、西洋で作られた星座や星の名前を目にする機会が多く、その土地や地域のローカルな星座や星の名前があることは、あまり知られていません。世界の様々な地域では、様々な独自の星座や星名が存在してきました。季節により移り変わる星座や星は、季節の移り変わりを私たちに知らせてくれます。そして太古より、狩猟や漁業の時期やその土地で営まれる農業などに置いて種まきや収穫の時期を知らせてくれるものでもあったのです。また大海原を航海する人たちにとっては、方角や方向を指し示し、進路を定めるナビゲーションの指標でもありました。
ですからそうした役割を担う星々や星の並びにその土地独自の名前やストーリがあるのは当然の事です。この本は、その中でも日本各地での星や星の並び(星座)がどのように名付けられ、どのような生業や行事、そして民族的に関連してきたかを筆者自身や、研究者が長年日本全国を丹念に歩き、長老の話を聞き拾い集めた貴重な記録や過去の文献調査を集大成的にまとめたものです。
2018年5月の初版発行後、大手新聞の書評欄でも紹介され、重版。現在ややネットの通販書店では品薄ぎみですが、大型書店には在庫もあるようです。日本独自の星座や星の名前は、これまでも部分的に紹介されてはいましたが、体系的かつ網羅的にまとめ上げられた本書の価値はとても高いです。なにより普段僕らが目にしている西洋の星座や星名ではなく、この日本にこれだけ豊かで楽しくそして興味深い星たちのアナザーストーリーを知る事が、皆さんが星をもっと楽しむ上での大きな一助になると思い本書籍のご一読をぜひオススメします。

単行本: 464ページ
出版社: 原書房 (2018/5/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4562055693
ISBN-13: 978-4562055692
発売日: 2018/5/28

一般書店でも置いてあります。
現在やや品薄気味です。

アマゾン
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%98%9F%E5%90%8D%E4%BA%8B%E5%85%B8-%E5%8C%97%E5%B0%BE-%E6%B5%A9%E4%B8%80/dp/4562055693/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540706464&sr=8-1&keywords=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%98%9F%E5%90%8D%E4%BA%8B%E5%85%B8

楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/15455037/?rmatt=tsid:1045894|cid:264599965|agid:23132405845|tid:dsa-162931651765|crid:294842126396|nw:g|rnd:1105162382015787901|dvc:c|adp:1t2|mt:b|loc:1009343&gclid=CjwKCAjwmdDeBRA8EiwAXlarFiyxtNIYVxbkfwup9zvqRY3FjLsOm-QQdlMuYrp_42lbX_qUzkfyBRoCLLMQAvD_BwE

紀伊国屋WEBストア
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784562055692

※※※※※『ご注意!!』※※※※※※※
リンク先の星図や図版や写真はクリックすると別窓で開き、もう一度クリックすると拡大できます。



★望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html


・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html


・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html


・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1



おわりに
メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

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よろしくお願い申し上げます!

2018年10月31日   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?望遠鏡を持たない初心者の方もたくさん参加しています!2018年の日程は上記サイト上でご案内しています。
・田奈星空観望会
また弊社の近くの田奈でも毎月一回観望会が行われています。どなたでも参加できます。こちらも初心者大歓迎です。望遠鏡を持っていない方もお気軽にどうぞ。
毎回30人以上の方が参加されています。2018の日程は下記リンク先でご確認ください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html
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