乙女高原星空観望会が開催されました

弊社(株)スターライト・コーポレーションとスタークラウドさんの後援で行なわれている乙女高原星空観望会が、4月27日から4月29日に行なわれました。27日夜は、夜半前より快晴。延べ参加者43名が素晴らしい星空を堪能しました。
私が持ちこんだ、笠井トレーディングさんのトラベルドブソニアンRD-300DXは、27日23時05分にファーストライトとなり、二夜に渡り沢山の天体を見せてくれました。(詳細は後程レポート予定)



先日千葉県南房総市や、横浜市内などでも撮影したコンパクトデジタルカメラ、Ricoh GR DIGITAL IVによる北天の日周運動ですが、今回乙女高原でも撮影をしてみました。
左隅に流星も飛び入り参加し、天の北極付近を貫く飛行機の軌跡も今回はバランス良く?飛んだのであまり気になりません。
この位微光星が写ると圧巻ですね。


(株)スターライト・コーポレーション
代表取締役社長 大沼 崇
スポンサーサイト



笠井トレーディングさんのドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXその6


ドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXの斜鏡~コバは丁寧に墨塗りされています。

今回で、このドブソニアン望遠鏡の組立、収納作業も5回目。組立や収納作業中に説明書を一度も見る事なく組立られるようになりました。いくら覚えの悪い自身でも、5回でなんの迷いも無く組み立てられるのですから皆さんは何にも問題ないはずです。

笠井さんに日本市場に向けてのドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXのローカライゼーションに関してお話を聞く機会を頂きました。

オリジナルを尊重し、望遠鏡として基本的な部分には手を入れない一方で、日本のユーザーが使いやすいように、また日本のユーザーがこだわる部分にきちんと手を入れたそうです。

1.  接眼部の位置を変更
オリジナルの鏡筒は筒先から向かって左上側に接眼部が設置されています。これは右目利きが圧倒的に多い日本市場にはそぐわないので、右上側に接眼部を移植したそうです。(欧米人が左目利きが多いとは初めて知りました。



2.   斜鏡のコバの墨塗り
オリジナルの製品は、斜鏡のコバの墨塗りはされていないそうです。視界のコントラストにも影響を与えるものなので日本仕様は丁寧に墨塗りされています。
なんとこのコバ塗りですが、笠井社長自らがひとつひとつご自身で墨塗りしているそうです。




3. Quick Finderの標準装備 
ヨーロッパで売られている本製品には、ファインダーが付属していなので、日本市場向けにQuick Finderを装備させたとのことです。通常は強力な両面テープで台座部を取り付けるクイックファインダーですが、笠井トレーディング特製の金具でトップリングにがっちり固定されていてより安心です。
このクイックファインダーとはどういうものかというと、二重円のパターンがガラス板に無限遠投影されるようになっていて、その二重円の中心に見たい天体を持ってくると、望遠鏡本体の視界に目標の天体が入ってくるという代物です。
通常の小望遠鏡の形をしたファインダーより光軸合わせも簡単で便利なものです。特に初心者には使いやすいですね。

アップグレード製品としてWide Finder28という製品もあります。ワイドビノの光学系とQuick Finderの光学系を合わせたもので、先日弊社のお客様が買われましたが、バックヤード・プロダクツ社が成形したグラスファイバーレインフォースドプラスチック製のフードと一体の本体のカバーは、なかなか良いデザインでした。
QuickFinderでは見つけづらいやや暗い天体の導入も楽に出来ると思います。(最初はQuick Finderで十分でしょう)


斜鏡の光軸修正ネジは、工具なしで指でまわせます。


MacBook Pro 15inch Mid 2010のハードディスクを交換



2年程前に買ったMacBook Proのハードディスクを交換しました。
容量が増えたのはもちろんですが、ソリッドステートドライブ(SSD)とハードディスクのハイブリッドドライブ に入れ替えたので、起動速度もアプリの立ち上がりも大幅にスピードが上がりました。
とにかく快適で、そろそろ買い替え時期かなと考えていましたがあと2年は不満なく使えそうです。
みなさんにもオススメしたい安価なアップグレードです。
すこし伸び伸びになっている、笠井トレーディングさんのトラベルドブソニアンRD-300DXですが、明日ブログに記事アップ予定です。

耕耘機で畑を耕しました。


こちらのブログでも何度か紹介しましたが、20坪の畑を借りて、畑作のまねごとをしています。家の野菜の自給率は30から40%程度ですが、自分の作った野菜は新鮮で美味しいです。今年も沢山の野菜にチャレンジしたいと考えています。

リタイヤ後は畑付き一戸建てに住み、庭で犬とヤギとアヒルを飼い、庭先で星を眺めて暮らしたい。そんな夢があります。

自分で額に汗をかき、一生懸命耕して、収穫をありがたく頂く。地球に感謝。お日様に感謝。我が家は畑作を初めて以来、食べ残しがほとんど無くなりました。

種を蒔いても、ちゃんと育たなかったり、途中で病気になったり、タヌキやカラスに盗られたり。虫に食べられたり。寒さで全部駄目になったり。色々と大変です。でも、期待以上の収穫量や美味しい野菜が穫れることもしばしばあります。

みなさんもプランターでも色々と出来るので、楽しい「野菜づくり」どうですか?

(株)スターライト・コーポレーション
代表取締役社長 大沼 崇







乙女高原星空観望会を4月27日から4月29日に開催

乙女高原星空観望会を4月27日から4月29日に開催します。申込み締め切りは4月23日(月曜日)でしたが、まだ若干の空きはある様なので、もしどうしても参加したいということであれば、弊社の今村にご相談ください。お問い合わせの前にこちらを良くお読みください。
既に民宿金峰山荘の個室は一杯になっておりますがキャンプ場の空きもございます。まだ朝は0度近辺の最低気温となりますので、キャンプの方はそれなりの装備でお願します。
またご参加のみなさん、防寒着などの準備は冬装備で、現地は標高が1500メートルあり、平地より平地より気温が10度から15度低いのでご注意ください。平地の最高気温が本日の様に25度でも、現地の最高気温は15度位の場合もあります。平地の最低気温が15度ですと、場合によっては0度近辺の最低気温になります。現地は桜も咲いていません!





(株)スターライト・コーポレーション

代表取締役社長 大沼 崇

ゴールデンウィークは筑波宇宙センターへ!


JAXA/宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター見学施設


今年のゴールデンウィークは、茨城県の筑波宇宙センターへ行かれては如何でしょうか?
昨日、仕事を兼ねた旅程で筑波宇宙センターへ行きました。

展示館見学の事前申し込みは必要ありません。是非見学をオススメします。展示館の展示は素晴らしく、1時間ごとに、解説員の方が丁寧に説明してくれます。百聞は一見にしかずとは良く言ったもので、探査機や衛星のだいたいの大きさは把握していましたが、実物は想像を超える巨大さでした。
なんとここの展示は模型だけではなく、地上試験機やバックアップ用の機体をそのまま展示しているので、それはもう大迫力です。

きく8号、国際宇宙ステーションの補給船「こうのとり」、月探査機「かぐや」地球観測衛星「だいち」などあまりに巨大で上から見られるような構造に成っていれば良いのに!と思う程でした。実際にロケットで打ち上げられた衛星や探査機は、あの巨大な機体にさらに太陽電池パネルが開くのだと思うと、本当はもっと大きな展示施設が必要なのだと感じました。

※もっと詳細を見て回りたい方は、見学ツアーに参加してください。見学ツアーは事前予約制です。

宇宙服やロケットエンジン、歴代ロケットの1/20模型なども展示してあり、日本の宇宙開発の歴史と最前線の様子が分かります。

またミュージアムショップもあります。各種宇宙関連商品がところ狭しと並べられ、お土産には、事欠きません。




展示館全景、巨大なテント構造物。なかには衛星やロケットエンジンなどがぎっしり展示されています。■ 開館時間:10:00~17:00■ 休館日:施設点検日、年末年始(12/29~1/3)。(その他、臨時で休館となる事もございますのでご了承ください)


国産化率100%に達したHIIロケット、今のHIIAやHIIBロケットの基盤となったロケット。ヨーロッパのアリアンロケットなどの設計にも大きな影響を与えたと言われています。


国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」地上試験用モデル



ゆり、さくら、ひまわりの実機(バックアップ用機体)


国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」の下に立つと見上げるような巨大さにただただ唖然としてしまう。これほど巨大なものを宇宙空間に打ち上げるのは、日本最大のロケットHIIB。

(株)スターライト・コーポレーション

代表取締役社長 大沼 崇




4月21日(土)の出来事

※昨日本ブログに掲載したRD-300DXの組立早回しビデオ映像ですが、笠井さんのサイトに掲載されているRD-300DXの耳軸アームにある補強用の斜めのアルミ棒部材の方向が、私の組み立てビデオと逆ですというご指摘がありました。耳軸アームの1つに「This side towards the mirror box」との製作者による付箋紙が貼ってあり、その通りに組立ると笠井さんのサイトの商品写真と逆になってしまいます。月曜日に笠井さんに確認してみようと思います。

4月22日 追記 上記の件に関して笠井さんから直接連絡を頂きました。耳軸アームの組み合わせによって、通常は笠井さんの商品紹介ページと補強バー(斜めの筋交い)が逆のものもあるということです。その場合は耳軸アームに付箋メモが添付されるとの事です。製作者の指示と逆に組むとやや動きが渋くなるようです。
(製作者の指示と逆に、すなわち笠井さんのサイトの商品写真通りに、組んでみましたが私のRD-300DXは、スムーズな動きはほとんど変わりませんでした。)
が私のRD-300DXは、スムーズな動きはほとんど変わりませんでした。)

※明日以降に笠井さんのトラベルドブソニアンRD-300DXの日本市場向けローカライゼーションの詳細と納期に関しての記事を掲載予定です。

今日の最初のお客様は、この望遠鏡をお持ち込み。お子さんが土星を見たいというので、久しぶりに望遠鏡を出したところ、ミラーのメッキが曇り、ファインダーや接眼レンズが無かったとのことで、弊社で接眼レンズやファインダーを購入に来たとの事。ミラーの状態は確かに劣化をしていましたが、5月のゴールデンウィークには、弊社の協力工場でのメッキが間に合わないので、梅雨の季節に再メッキすることになりました。
懐かしいビクセンさんの10センチ反射望遠鏡で、鏡筒にはPASSED HARAの検査シールが貼ってありました。久しぶりに見ましたね。


今日はいつもにも増して、次々とお客さんがいらっしゃいました。入門者で初めて望遠鏡を使うというお客様で店内ごったがえしておりました。さらにお目当てが↓笠井トレーディングのトラベルドブソニアンRD-300DXのお客さんも沢山いらっしゃいました。常連のお客様だけでは無く、新しいお客様も沢山いらっしゃいました。みなさんありがとうございます!


そして夜は、月例の弊社主催の田奈星空観望会、曇りにも関わらず沢山のお客様がいらっしゃいました。今日は流石に無理かなぁと思っていましたが、さてそろそろ撤収しようかという時間になって、土星が雲間に見え始めました。直前に帰られてしまった初心者のお客様が残念でしたが、居残り組のお客さまはラッキーでした。はじめて土星を見た方も何人かいらっしゃいました!


笠井トレーディングさんのドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXその5


RD-300DX

※笠井さんのサイトに掲載されているRD-300DXの耳軸アームにある補強用の斜めのアルミ棒部材の方向が、私の組み立てビデオと逆ですというご指摘がありました。耳軸アームの1つに「This side towards the mirror box」との製作者による付箋紙が貼ってあり、その通りに組立ると笠井さんのサイトの商品写真と逆になってしまいます。月曜日に笠井さんに確認してみようと思います。
ですので、組立ビデオの撮り直しをするかもしれません。あしからずご了承下さい。

4月22日 追記 上記の件に関して笠井さんから直接連絡を頂きました。耳軸アームの組み合わせによって、通常は笠井さんの商品紹介ページと補強バー(斜めの筋交い)が逆のものもあるということです。その場合は耳軸アームに付箋メモが添付されるとの事です。製作者の指示と逆に組むとやや動きが渋くなるようです。(製作者の指示と逆に、すなわち笠井さんのサイトの商品写真通りに、組んでみましたが私のRD-300DXは、スムーズな動きはほとんど変わりませんでした。)


今回は組立から片付けまでの動画をアップしました。

組立の前に手順を確認していて気付いたのですが、主鏡セルのアクリルカバーを取り付けた状態ですと、主鏡が完全にロックされ微動だにしない状態になります。観測時にアクリルカバーを外すと適度なアソビが生じて主鏡を圧迫しないようになっていました。

ですから、移動の際に裏側から主鏡を支える部分にゴムか軟質塩ビのあて板をした方が良いように思い笠井さんに相談したところ、アクリルカバーを付ければしっかり固定されるので主鏡破損の心配は全くいらないとのアドバイスを頂きました。

話は逸れますが、圧迫による主鏡の歪みと星像の悪化に関しては苦い経験があります。昨秋に個人的に譲り受けた旭精光の21センチF7.8反射経緯台は当初主鏡セル裏側からの固定ネジが締め過ぎで、いくら正確に光軸合わせをしても、酷い像でラプトル50より木星の模様が見えない状態でした。青板の主鏡ということもあり、前オーナーより「主鏡はあまり期待しないで欲しい。」と言われていたのですが、それにしてもこれは酷いとびっくりしたのですが、部屋にもう一度もどり、主鏡をセルから外したところ、裏面からの主鏡の固定が三箇所に配置された六角イモネジによりなされており、かなりの圧力で主鏡を圧迫している状態になっていました。

緩めて、主鏡をセルに納め直したところ、「えっ!」と驚く程の見え味となりびっくりした事がありました。詳しい友人のK氏にその鏡をロンキーテスターでチェックしてもらったところ最周辺部に僅かなターンダウンがあるものの、コントラストの良い直線状のロンキー像で極めて良好な鏡であることが分かりました。

主鏡のセルの構造やセルに鏡を納める際の調整は非常にデリケートです。このトラベルドブソニアン、RD-300DXのセルの構造は、移動時には動かないように、観測時には適度なアソビが出来て圧迫しないようになっていて、移動時と観測時で相反する条件を、アクリルカバーの厚みで両立させているようで、今後実際に使い始めると、構造的な部分でさらに理解が深まり、みなさんにもう少し良い説明ができると良いなと考えております。

今回はかなりここのブログを見ている初心者の方には難しい話になってしまいましたが、そもそもこの大きさの望遠鏡は小口径の天体望遠鏡をある程度使いこなすようになってからのものなので、みなさんが購入に至るまでの道のりは少々長いと思います。ですが近いうちにもう少し分かりやすい商品紹介を書いてみようと思っています。

また今後は、別売りのパーツや各部の構造、実際に観測しての感想なども、すこしずつアップしていく予定ですので、ご期待くださいね。

(株)スターライト・コーポレーション

代表取締役社長 大沼 崇





笠井トレーディングさんのドイツ製トラベルドブソニアンRD-300DXその4

その4の今回は動画をアップする予定でしたが、ビデオ撮影に失敗し(録画ボタンを押していなかったようです)次回に先送りになりました。期待して待っていた皆さん、申し訳ございません。

今回初めて組み立てましたが、組立にかかった時間は20分程、説明書を読みながら最初ということもあり相当慎重に組立ました。慣れれば楽勝で10分を切る時間で組立られそうです。

各部の構造、収納方法など極めて製品として練り上げられており、今回の組立では、その製品としての完成度の高さに驚きを禁じえませんでした。恐らく、この望遠鏡の製作者は、製品化前に試作を繰り返し自分で観測し、設計にフィードバックし、度重なる改良をし、この望遠鏡を完成させて来たのだと思います。実際に設計者自身がフィールドテストを繰り返し練り上げて来たのでしょう。
また、ひとつひとつの構造や組立方法を見ても、全てが理に叶っていて、設計者としてのエゴの押しつけがありません。万人に対してどれもが納得できる構造であり、使いやすさであり、トラベルドブとしての素晴らしい素質がこの製品にはあります。

今後実際に観測で使い始めると、私なりの提案が出て来るかもしれませんが、今のところ、こうした方が良いとか、こうした構造の方が良いとか、私から提案が出るような段階ではありません。とにかくもの凄く完成度が高い製品なのです。

この望遠鏡を完成させた設計者は、おそらく何十年も星空観察を自身が楽しみまた経験豊富であるとともに、趣味としての星空観察を求道してきた方だと思います。そうで無くては、このような製品はできません。

通常のドブソニアンに比べ強度はありません。30センチのドブソニアンとしてフェザーウェイトといっても差し支えない12kgの驚異的な軽量化の結果でしょう。しかし、必要な強度は十分有していますし、華奢な部分はありません。各部の軽量化に無理が全くないのです。

笠井社長は、日本市場向けに各部の仕様を変更したそうです。私達日本人が、外国製品を使う時に優秀性や、共感を感じる事もありますが、ここは違うだろう?と感じる事も多々あります。この製品の何処の仕様を変えたのかは分かりませんが、この製品に「日本人ならこうするだろうな。」というところが殆どないのです。これは丁寧に、この製品のこころを理解し、ローカリゼーションをした笠井社長の功績ではないかと考えます。

RICOH GR Digital IVを気に入ったと私は書きましたが、ストラップの取り付け方法や、モードボタンのストッパー、電源スイッチの押しにくさなど、気に入った中でも使い勝手を向上させるための意見は沢山出ています。

殆ど私には完璧に見えるこの製品を前に、自分がドブソニアン望遠鏡の使用経験が薄いからこの製品を完璧に感じるのかと疑ってしまっています。

みなさんもできればこの製品を手にし、色々と感じて頂きたいと思っています。

次回は、組立動画をアップします。お楽しみに!

(株)スターライト・コーポレーション
代表取締役社長 大沼 崇







笠井トレーディングさんのドイツ製トラベルドブソニアン RD-300DX その3

笠井トレーディングさんのトラベルドブソニアンRD-300DX
今日はいよいよ木箱の中を見てみましょう。
箱を開けて最初に出て来るのが、組立取扱説明書とGS製ミラーの干渉計による精度チェック証明書です。説明書は組立の手順や注意点を組立の順を追って分かりやすく丁寧に解説してあります。



この望遠鏡は2つの木箱に納められています。木箱の一部がドブソニアン架台の一部や主鏡セルになっています。
写真手前が主鏡を納めるケース(415mmX415mmX86mm)写真奥がトップリング(斜鏡とスパイダーを含む)、トラス棒、架台部品などを納める部品ケース(445mmX498mmX168mm)塗装も美しく、木目が見えます。各コーナーはアルミで補強され、上質なアナダイジングがされた持ちやすいアルミ製の取手が付いています。この木箱は上質なプライウッドで作られ、非常に丁寧に仕上げられていて、日本で一般的に見る望遠鏡や顕微鏡などの理化学機器を納める木箱よりももっと上質かつ軽量に仕上げられています。



箱の蓋部分(ドブソニアン架台のペース部分になる)を開けると、トップリングと架台構成部品が見えます。トップリングには、斜鏡金具が非常に薄いスパイダーで支えられています。斜鏡の短径は63mmで、それより小さな正方形の斜鏡修正金具により固定されています。
主鏡の口径(300mm)に対する斜鏡の中央遮蔽率は約1/5ですので、惑星を見るのが楽しみになるスペックですね。
このあたりの金属部品の加工も仕上げも相当丁寧で、撫で回したくなるような美しさがありますね。もっと手荒な仕事の製品が跋扈するなか、持つ喜びを満たし、使った後の後片付けが楽しくなるような仕上げがされた望遠鏡はちょっと希少ですね。

望遠鏡以外の世界では、アップルのiPhoneに代表されるような仕上げや手触りを重視し、高級感を持たせた製品というのはあるのですが、最近の望遠鏡ではちょっと珍しい存在です。

ちょっと話がそれてしまいました。


望遠鏡のトップリングなどが固定されている板を持ち上げると、その下には楕円状の黒色遮光板が収まっています。その下には厚みのある中空パイプでできたトラス棒が整然と収まっています。


これは、望遠鏡のトップリングや架台構成部品が収まっていた木箱の蓋の部分ですが、ここがドブソニアン架台の基部に成ります。このロッカーボックスですが、驚くべき構造です。薄い板にリブ構造となるものが張り合わせてあり(もしかしたらくり抜き?いやプライウッドをくり抜きは出来ないでしょう。明日もう一度良く見てみます)軽量化してあるのです。いずれにせよ、すごくお金の掛かった構造です!見た目も素晴らしい!会社で開けた時、周辺一同からどよめきともため息とも付かぬ声が漏れましたよ。



これがトラスを構成する肉厚中空のアルミパイプです。かなりの強度があります。綺麗に収まっていますが、ヒミツは次の写真です。



箱の基部に収納のガイドとなる、中空パイプの直径で溝がある板が取り付けられているのです。この箱の凄いところは、がたつきなく全てのパーツがきっちり収まっていることです。また木箱自体の寸法精度も高く上質な木製家具のような仕立てなのです。



さて主鏡格納箱は、格納箱側面にある4つのネジを外し、取っ手をもってそっとスライドアップして木箱からセルと一体になった30センチの主鏡を取り出します。


ミラーを無事に取り出すと、見慣れない白いノブが付いています。よーく見ると、これが笠井さんの商品説明に書いてあったプライマリーミラーを保護しているアクリルカバーなのです。主鏡セルを水平にした上で、ストッパーを外し、ノブを持って引き上げて外すようです。
もっともこのカバーを取り付けたままで光軸修正ができるのが売りですから、観測直前まで外さない方が良いでしょう。


プライマリーミラーのセルを裏側が見たようす
各コーナーがリブで補強されている。ミラーを押さえている黒くアナダイジングされたアルミのパーツの円周上120度ごとにふくらみがあり、セルの背面を押さえる三角形の構造を支えている。主鏡背面が大きく開放していて、温度順応が早そうです。
後ろ姿もかっこいい!



黒いボタン上突起物でプライマリーミラーの背面から複数点でミラーを支えています。触ったところ固いプラスチックのような素材で出来ているので、あまり大きな衝撃がかかるとちょっと恐いかな。海外の持ち運ぶ時は硬質ゴムのようなものを挟んだ方が良いかも。(いやいやそれは素人考えかな。設計者はこれで大丈夫だと確信しているに違いない。)


明日は、いよいよ組立をしてみる予定です。できれば様子をビデオで撮影しyoutubeで公開します。明日はちょっとばたばたしているのでもしかすると時間の関係で明後日になるかもしれません。

いやぁ、ドイツのマイスターって本当に凄い!今日は一日ため息でした。(良いため息ね。)


なにが凄いって、この美しい仕上げが凄いです。また今迄星空観察旅行では家内のフィアット500では、こんな大口径運べなかったのですが、これからはあの小さな車からこんなに巨大な望遠鏡が出て来るという事です。

(株)スターライト・コーポレーション
代表取締役社長 大沼 崇



プロフィール

solunarneo

Author:solunarneo
2020年初頭より、スコープテックの天文情報やリリースなどは、ワードプレスベースの新ブログへ移行します。

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR