故冨田弘一郎先生


今日は、天文を趣味とする我々には非常に縁の深い存在であった故冨田弘一郎先生(国立天文台技官)のお部屋にある膨大な書籍と資料を、川崎市立青少年科学館に、ご遺族のご厚意で寄付して頂けることになり、川崎天文同好会として川崎市立青少年科学館の職員の皆さんの書籍や資料の運び出しのお手伝いをさせて頂いた。
世田谷某所にある先生の御自宅の屋上には、銀色のドームが輝き、その下の書庫兼書斎には、膨大で貴重な資料と書籍が、ダンボール箱200個近くもあり、図書館にしかないような移動式の書架にぎっしりとつまっていた。また工作室にはボール盤、旋盤、フライス盤などの工作機械や各種望遠鏡の部品や、加工途中のパーツがあった。その様子が、今でも主人の帰りを待っているような雰囲気を醸し出していて、今にも冨田先生が、「やあ!」とニコニコしながら階段を上がって来そうな不思議な感覚を覚えた。
今を遡ること30数年まえ、天文ガイドという雑誌で「天体望遠鏡をテストする」という記事がほぼ毎月連載され、各メーカーの天体望遠鏡などの光学機器を、専門家の立場から、正しく評価し、各光学機器メーカーは、先生のアドバイスを読み、不断の努力で自社の生産する望遠鏡の品質を向上させ、読者は、その記事から良い望遠鏡を選ぶ眼を養っていったそうです。

現在、ケンコーやナシカといった無責任なメーカーが、無意味な高倍率の天体望遠鏡をホームセンターなどで何も分からない初心者を相手に乱売していますが、冨田先生がこれを見たらさぞお怒りになることでしょう。

先生の略歴を、Wikipediaより引用しました。http://ja.wikipedia.org/
冨田 弘一郎(とみた こういちろう、1925年2月16日 - 2006年5月22日)は、東京都出身の天文学者。本格的なプロフェッショナルの天体観測を公共の天文台で職業として行なった草分け的な日本人の一人である。

小惑星を多数発見し、うち4つが番号登録された。

小惑星(2391)冨田は彼にちなんで命名された。

略歴

*1947年:青山学院専門学校(現・青山学院大学)を卒業、東京天文台に入台し働きながら広瀬秀雄に天文学を学ぶ。広瀬、香西洋樹とともに小惑星の探索を行う。
*1955年:師の広瀬とともに、しぶんぎ座流星群の歴史的な多点写真観測を行ない、流星の軌道を決定した(『四分儀座流星群の写真観測』廣瀬秀雄・冨田弘一郎、東京天文台報第11巻第2冊)。
*1964年:冨田・ゲルバー・本田彗星を発見。
*1971年:東京天文台天体捜索部所属。このころ多くの周期彗星を検出。
*1973年:月までの距離をレーザー光にて測定する観測に参加。
*1976年:ウェスト彗星の核分裂の観測を詳細に行なった。
*1978年:1982年までに小惑星を4つ発見。
*1985年:東京天文台講師を定年退官。
*1998年:『日本の小惑星命名宝鑑』を完成。
*2004年:体が衰弱し入院、静養。
*2006年:5月22日逝去、享年81。

著書

単著

*『天体観測入門・流星写真のとり方』(恒星社厚生閣 1955年)
*『太陽系・水星』(恒星社厚生閣 新天文学講座2 新版 1963年)
*『天文台と観測器械・望遠鏡の取扱い方』(恒星社厚生閣 新天文学講座11 新版 1964年)
*『天体写真の撮影』(恒星社厚生閣 天体観測シリーズ10 1969年)
*『彗星の話』(岩波書店 岩波新書 1972年)
*『星座12カ月』(岩波書店 岩波ジュニア新書 1980年)
*『天体望遠鏡をもとう』(岩波書店 星の世界をたずねる 1984年)
*『天体写真』(恒星社厚生閣 アストラルシリーズ 1985年)
*『天体画像』(恒星社厚生閣 アストラルシリーズ 1985年)
*『ぼくらの天文・気象・地球15 星とわたしたち』(岩崎書店 1987年)
*『日本アマチュア天文史・人工衛星』(恒星社厚生閣 1987年)
*『宇宙と星の基礎知識・はじめて使う場合 どんな望遠鏡がよいですか』(講談社 1989年)
*『続 日本アマチュア天文史・望遠鏡と観測機械』(恒星社厚生閣 1994年)


共著

*『宇宙-星と観測』(小学館 1983年)

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望遠鏡屋だが、望遠鏡を買ってみました。


忙しくて久しぶりの更新に成ってしまいました。みなさんごめんなさい!
最近手に入れた望遠鏡です。アルミから削りだしで作られているものです。天体望遠鏡を超越したものすごい質感です。曇りで覗いていませんが今度の観望会に、持って行く予定です。仕事以外の目的で望遠鏡買ったのは久しぶりですが、良い買い物しました。

写真では質感の1/100も伝わらないのが玉にきずですね。

入門用天体望遠鏡の限定モデル新機種 ポルタSTL-80M リミテッドエディション登場


こちらは、ビクセンとスターライト・コーポレーションによるコラボレーションモデルです。
一昨日かた発売開始しております。本日近くの田んぼの農道で商品撮影をしてきました。本望遠鏡の特徴は、上位機種のポルタA80Mを上回る性能を80Mf同等の価格で実現した事にあります。


9/4更新 当限定モデル非常に好評であっという間に売り切れてしまいました。申し訳ございません。秋になり星空も澄み渡ってきました。天体観測シーズン到来ですね。

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