2006/08/31
見逃した天文現象~たまには見逃す事もあるとはいえ激しく後悔!
いやぁ、大変な天文現象を見逃したなと、写真を見てため息が出てしまいました。
2006/08/31
2006/08/30
2006/08/29
2006/08/24
2006/08/24
2006/08/23
2006/08/21
2006/08/21
2006/08/19
2006/08/17
2006/08/17
2006/08/13
2006/08/09
2006/08/07
2006/08/03
高倍率のズーム双眼鏡には決して手を出してはいけません。
ちまたで氾濫するズームの双眼鏡ですが、なぜこの様なインチキ商品(いや商品と言うのもおこがましい)が大手を振ってそこら中で売られているのか。またメーカーはなぜこの様なまともに見えない商品を生産し、消費者を愚弄し商売するのか理解に苦しみます。株式会社K社が販売するルシー○135倍ミニズーム双眼鏡を例に取りましょう。この双眼鏡の対物レンズの口径は28mmです。倍率は25倍から135倍のズームです。本来手持ちで使う双眼鏡は、せいぜい12倍が限度で、それ以上の倍率になると手ぶれでまともに対象物を見ることが出来ません。○シード双眼鏡の最低倍率の25倍で使用してもまともに物は見えません。最高倍率ではどうでしょうか?135倍です。これは光学理論を無視した倍率です。高性能な天体望遠鏡でも、口径mmx2が実用上の最高倍率とされています。口径28mmの望遠鏡があったとしますと、56倍が最高倍率となります。双眼鏡のレンズは、望遠鏡の対物レンズと違い焦点距離が短く、低倍率での使用を前提としているので口径X2倍の高倍率に堪えられる精度のものは存在しません。135倍ということは、口径ミリに対する実に4.8倍という無茶苦茶な倍率です。
さらに言うとこれらの双眼鏡でまともに左右の光軸が合っているものを見たことがありません。双眼鏡の構造として、そんなに高い倍率まで左右の鏡筒の光軸が平行に保たれる構造には成っていないわけです。ですから、このような非常識な高倍率の双眼鏡を作るメーカーは、ズーム双眼鏡を買うのは、双眼鏡の事を知らない初心者であるから、双眼鏡が本来どんな商品かを知らない。高倍率であれば、なにも知らない初心者は、それが性能が高いと勘違いし、自分のところの商品を買ってくれる。何社かがこのような競争を繰り返しエスカレートして出てきたのが、この様な非常識な高倍率の双眼鏡なのです。初心者は良く見えなくても、比較の対象がありませんからメーカーにクレームをする事も無いでしょう。双眼鏡とは良く見えないものなんだ。でほとんどの方は終わってしまうのです。そこまで分かってメーカーは、消費者を欺く商品を生産しています。
天体望遠鏡も同じです。高倍率ズーム双眼鏡を販売するメーカーのほとんどは、非常識な高倍率の望遠鏡を販売しています。彼らは、すべて分かっていてこの様な製品とか商品とは言えないものを販売しています。こういうやり方を悪徳商法といいます。
2006/08/02
企業の憲法とも言うべき企業憲章を考えています。
株式会社スターライト・コーポレーション経営陣、従業員行動規範
1.お客様の立場にたった正しい選択をしているか。
2.お客様に正しい情報を提供しているか。
3.法律や規定に触れないか。
4.家族や友人に知られても問題ないか。
5.自分自身の良心に反していないか。
6.光学機器業界の発展に寄与しているか。
7.教育的見地から鑑みて有益か
株式会社スターライト・コーポレーション企業憲章
株式会社スターライト・コーポレーションは、関係法令を遵守することはもちろん、倫理や良識に従い企業活動を行い、お客様や株主、事業パートナーからの信頼を得る様に努力します。
株式会社スターライト・コーポレーションは、日本の科学教育に役立つような、良質の教材、精密機器や光学機器の販売を手がけるとともに、事業パートナーに積極的に働きかけをし、良質な精密機器、光学機器や教材開発の良きアドバイザーである事を目指します。
株式会社スターライト・コーポレーションは、自身も積極的に教材の企画開発を行いお客様の立場に立った良質な商品を正確な情報と良質なアフターサービスとともにお客様に提供いたします。
株式会社スターライト・コーポレーションは、インターネットなどのあらゆる広報活動を通して、現在エントリー市場を占有する高倍率のズーム双眼鏡や過剰倍率の望遠鏡などの粗悪光学機器の情報を積極的に公告し、光学機器業界の秩序や発展に脅威を与えるそれらの製品および製造者とは断固として対決し、光学機器市場の健全な発展をめざします。
株式会社スターライト・コーポレーションは、株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示します。
2006/08/02
2006/08/01
望遠鏡が欲しい!
最初の望遠鏡はどのようなものを選ぶべきか。これについては人によって意見の分かれるところでしょう。最初からかなり本格的な望遠鏡を揃える方もいれば、最初からそんなに予算を割けない人もいる訳です。2万円くらいまでで何とかならないか。よく受ける相談です。「ちょっと望遠鏡で星を見てみたい」「土星がみたい!」と子供に言われたとき、どこに望遠鏡を買いに行きますか?近くのホームセンターやディスカウントセンターにならんでいる望遠鏡かも知れません。パンフレットや化粧箱を見ると勇ましいスペックが書き連ねてあります。最高倍率220倍!525倍!750倍!目が廻るようなスペックですね。初心者の方にとって倍率は、まるで車の馬力のように望遠鏡自体の能力を現すものとして写ってしまうことでしょう。OK!525倍!これなら土星も化粧箱に印刷されている探査機が写した写真のように視野一杯に見えるのではないか!ちょっと立ち止まって考えて見て下さい。
望遠鏡の発達の歴史は、倍率競争でしたか?どんどん対物レンズや対物鏡が大きくなって行きました。より細かいところまで見るため、よりかすかな光を捉えるため!そうです!望遠鏡の能力を決めるのは、対物レンズや対物鏡の口径なんですね!対物レンズや対物鏡の直径と精度が望遠鏡の能力のほとんどを決めてしまうのです。
ポイントは、
1.望遠鏡の対物レンズや対物鏡の口径が大きくなればなるほど、より細かいところまで見えるようになります。
2.望遠鏡の対物レンズや対物鏡の口径が大きくなればなるほど、より沢山の光を集めることが出来るようになる。
高精度なレンズをもった望遠鏡でその限界の倍率は、口径をmmで表し、その数値の倍率が有効最高倍率となります。有効最高倍率とは、それ以上倍率を上げてもその望遠鏡ではそれ以上細かいところは見えませんよ。という倍率です。その数値の2倍の倍率は最高倍率と呼ばれます。(火星のような表面の輝度が高い対象で2.5倍)口径6センチの望遠鏡を例にとりますと6センチをミリに直すと60mmです。60倍が有効最高倍率、60を2倍から2.5倍の120倍から150倍が実用上の最高倍率になります。ですから口径60mmで525倍の倍率はそもそもおかしいわけです。みなさんの慣れ親しんでいるデジカメで話をして見ましょう。ちょっと前のデジカメは、35万画素しかありませんでした。デジカメの液晶では綺麗に見えていた写真が、パソコンのプリンターで葉書サイズやA4サイズにプリントすると非常にキメが荒いプリントになった経験ありませんか?情報量が限られている訳です。それを無理やり大きくプリントしても意味が無いのと同じで、望遠鏡は、口径が小さいなら小さいなりの倍率で見ない事には綺麗に、シャープに見えない訳なのです。こうした事を無視して過剰な高倍率で土星を見ても、暗くぼやけて見えるだけなのです。
一部の心無い望遠鏡メーカーは、それを知っていながら初心者の勘違いを利用し、そうした意味の無い高倍率の望遠鏡を売っている訳です。そんなメーカーの製品は、買わないことです。そもそも化粧箱に倍率がデカデカと印刷されているような望遠鏡には手を出さない事です。残念ながら今この日本に置いて、一万から二万円の望遠鏡でそうした過剰倍率でない望遠鏡はただのひとつもありません。なんと情けない話でしょうか。ちょっと前まで「レイメイ」というメーカーの望遠鏡は、適正倍率を謳い良心的な倍率の望遠鏡を売っていましたが、今のシリーズは馬鹿みたいな高倍率になってしまいました。
ですから望遠鏡を店頭で見たら、まず対物レンズの口径をチェック、口径mmの2倍を超える倍率の表示がされていたらその望遠鏡は候補から外しましょう。
Author:solunarneo
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