見逃した天文現象~たまには見逃す事もあるとはいえ激しく後悔!

2006年胎内星祭りに参加中、p2k5_netさんが撮影されたような珍しい天文現象がありました。8/27早朝の事です。東側の視界が悪かったため最初から諦めておりました。天体観測のガイドブックを自ら制作している身でありながら、また天体望遠鏡を販売しているにも関わらず土星と金星が望遠鏡の同一視野に見えるという超が付く大接近、日の出直前の超低空で起こった大変厳しい条件下での撮影を成功させたブログ制作者のp2k5_netさんに敬意を表します。
いやぁ、大変な天文現象を見逃したなと、写真を見てため息が出てしまいました。
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新太陽系の姿


Credit The International Astronomical Union
太陽系の天体が先のIAUで再分類される事になり、太陽系の惑星は9つから8つになったのは先日お伝えした通りです。IAUから新しい模式図が出たので、ここで情報の整理もかねて解説しようと思います。
惑星は、上図の上に位置する8つの星です。水星、金星、地球、火星は、地球の様に岩石主体の比較的ちいさな惑星、地球型惑星が4つ。ガスを主体にした比較的大きな惑星である、木星、土星、天王星、海王星の木星型惑星4つの合計8つが惑星に分類されました。
火星と木星と間に軌道がある多数の天体は、IAUで今回の決議がなされる前は、大きさや形に関係なく小惑星と呼ばれていたものがsmall solarsystem body「太陽系内小天体/正式な日本語約は未定」となり、小惑星に分類されていた天体の内、特におおきなセレスがDwarf Planet(矮惑星/矮小惑星:正式な
日本語訳は未定)となり、海王星の外側の軌道をまわっている冥王星は、惑星の定義に「同じ軌道上の天体を消し去ってしまう程大きい」という条件が加わったため、惑星ではなくDowarf Planetの分類に、また冥王星の軌道の外側をまわる冥王星よりややおおきな2003UB13『仮符号のみ名称未設定』もDowarf Planetに分類される事になりました。
今回のIAUの総会での決議で、上記三星がDowarf Planetに分類され、8つの惑星とする事は決まりましたが、惑星やDowarf Planet(矮小惑星)を分類する定義に関して

8/25~8/27 2006新潟胎内星祭り報告 のべ数千人が集まる日本最大の天文イベント






8/25から8/27まで新潟の胎内市で行なわれた「2006胎内星祭り」に望遠鏡メーカーのビクセンスタッフとして参加しました。
表題にも書いたように、胎内星祭りは日本最大級の星祭りイベントで、日本全国津々浦々から、望遠鏡メーカーや販売店、そしてなによりたくさんの星好きが、望遠鏡や双眼鏡を持って来てみんなで綺麗な星空を見ましょう!というイベントです。中にはキャンピングカーで参加する人もいます。

私は参加する前からわくわくしていました。ひさしく店頭にたっていない私としては、お客様に対して商品説明をしたり、また「星空観察入門編」という、私が作らせて頂いたビクセンのガイドブックを教材に勉強会を開くのが何より楽しみでした。

準備期間が取れぬまま、事前告知もせず開いたにも関わらず、初心者の方を中心に沢山の方に星空の話をする事が出来本当に充実した3日間でした。
ビクセンのみなさん、そして来場者のみなさん。また目をキラキラさせて私の拙い話を聞いて頂いたみなさん。本当にありがとうございます。来年もビクセンの星空ガイドとしてスタッフとして参加させて頂きますね。みなさんに沢山のパワーを貰いましたよ。仕事がんばります!

写真1枚目 ビクセンの広報部長都築氏 行きも帰りも車が一緒で天文普及や望遠鏡の話、色々な話をしました。黒い方が私です。((笑))
写真2枚目と3枚目「星空観察入門編」勉強会風景
写真4枚目 島田課長によるコンパクトデジカメを利用した星雲星団の撮影講習会。30秒から1分の露出で驚く程良く写ります。
写真5枚目 伊藤取締役の設計のVMC260による星雲星団観望会。26センチの口径はやっぱり凄いですね。迫力の球状星団に思わずため息!

写真後日追加予定です。

太陽系の惑星は8個になりました。

IAU(国際天文連合)が決議をした惑星の新定義により冥王星が惑星の定義から外れ、太陽系の惑星はこれ迄の9個から8個に減る事になった。現在IAUのWEBサイトが多数のアクセスにより、接続出来ない状況が続いているので詳細は確認できないが、新聞社によると、決された定義は、太陽系惑星を1自らの重力で球状となる2太陽を周回する3軌道周辺で、圧倒的に支配的な天体と定義したようだ。水星から海王星までの八つが惑星となる。軌道周辺に同規模の天体があり、3番目の条件を満たさない冥王星は惑星から外れた。こんご冥王星は、海王星軌道の外側にある小天体群である、EKBO(エッジワースカイパーベルト天体)の盟主として扱われる事になるのでしょう。
1930年に冥王星を発見した米国人の観測技師のクライド・トンボーは、最初にEKBOを発見した人物としてこれからは紹介されることになります。英語名のプルートと野尻抱影が名付けたプルートの和名である「冥王星」(中国でも冥王星でとおります。)の名前が消える訳では無いのでご心配なく。

また、太陽系の外側の空間の研究がさらに進めば、上記三条件をみたす天体が海王星軌道の外側に発見されれば(その可能性は極めて低いと思われますが.......)9番目の惑星と認定される可能性も残っていると考えます。

 もっぱら私の興味は、『女性は月を見てはいけない』などと非科学的で非常識な発言を繰り返す、私の嫌いな細木○子のコメントでしょうか((笑))

太陽系の惑星は何個になるのか?


Credit: The International Astronomical Union/Martin Kornmesser

太陽系の惑星はいくつになるのか。予断を許さない状況が続いている。
日本時間24日の決議で惑星の定義が決定します。
日本では、例によってマスコミの早とちり報道が散見し、あたかも8つに決まったかのような報道が見受けられますが、今現在、国際天文連合の会議で、惑星の定義をどうするか、原案をもとに、24日の採決にむけた原案の修正が行なわれているのが現状です。
用は、評議委員会(7人、この中には、渡部潤一国立天文台助教授も居ます!)によって提出された惑星の定義の原案をみんなで話し合い、原案の修正をし、24日に可決できる案にするための原案の修正作業を多数の人間で行なっているわけです。

そもそも、惑星の定義をなぜ今頃になって話し合っているかというと、1930年に発見された冥王星の軌道の外側に、冥王星クラスの天体が多数見つかった事がひとつ。また冥王星が発見当初予測されていたよりかなり小さい天体である事が分かったのが原因です。

今回、偏向したマスコミ報道により、外から見ると何をやっているのか分からなくなってしまっています。下記のリンクをお読み下さい。アストロアーツさんのサイトでの解説記事が非常に分かりやすいです。

2006胎内星祭り(8/25から8/27)

新潟で胎内星祭り2006が今年も開催されます。
昨年の胎内星祭り、今年の原村星祭りにブース出展した弊社ですが、今回は、胎内星祭りにビクセンの商品説明及び観望会スタッフとして参加します。弊社の扱うASTRODEA天体時計の販売は、アストロアーツ「天文雑誌星ナビ編集元」のブースで行ないます。

星祭りは、最近日本各地で行なわれていますが、一般参加者も近年増えつつあり大変楽しいイベントです。もちろん天文ファンも沢山参加し、自作機材やご自慢の望遠鏡を持ってきますし、光学機器メーカーや星空グッズ販売店が軒を連ね、夜遅く迄、観望会も催されますので退屈はしません。
天の川が見える美しい環境でみなさんも星空を楽しみませんか?初心者の方は、ビクセンの星空ガイドブックを教材に、私が星空観察のレクチャーもします。どうぞお楽しみ下さいね。詳しくはビクセンブースの大沼まで!

また、下記の様なプログラムもありますので退屈しません。ぜひ奮ってご参加ください。


★胎内市誕生後初の開催
★自作望遠鏡自作機器大集合----天文ガイド編集部が必ず取材にお伺いします!
★最新機器のデモンストレーション
★星空寄席・星空解説
★星空コンサート
★胎内地ビール、胎内ハムを会場で販売。ビール園ツアー&青空イベント。
★恒例の大オークション

化学貯光方式??ルミナスリング搭載パノラマナイトインチキ双眼鏡!



さて、H特派員より、先日も触れた、世紀のインチキ商品であるパノラマナイト双眼鏡の写真が届いたので紹介しましょう。

双眼鏡接眼部のまわりに、白っぽく写っているのが化学貯光方式のルミナスリングという事らしい。レンズのこの部分は、迷光を防止し視界のコントラストをあげるために高級品では本来は黒く塗られる部分であるが、そこに蓄光するリングをはめ込んでいるようです。やはり予想した通り単なるインチキ商品でした。

NASICAもとんでもない会社ですね。ズーム双眼鏡の次に出した騙しの商品は、貯光式ですか。だいたい「貯光」という言葉は、どうも彼らが作った言葉のようです。

こんな商品に騙されている人がたくさん居るかと思うと、気が滅入りますね。


H氏より更なる追加レポートです。8/23更新

なぜか左側の接眼部にしかルミナスリングは入っていない。

ルミナスリング、左側の接眼部側から蛍光灯の光を当てて、それから暗闇で見ると・・・おぼろげにリングの光が視認できました。

普段はキャップしているので畜光されないし、夜間使う際にわざわざ蓄光される条件になるとは思えないので現実には邪魔にはならないとは思います。

リングは接眼側からしか見えない設置になっているので対物側から光を入れても蓄光されません。(プリズム~接眼間の絞りの接眼側に配置)

もちろん昼間は絞りの黒の中で・・・何も見えません。(昼の景色が明るすぎて、夜光では目に感じない)

珍しい!真昼で灼熱の天体観望会!


町田市立博物館で星空にあこがれて -プラネタリウムと天体望遠鏡-という企画展示が行なわれている。会期は、7/25~8/31まで。

〈前近代の日本の天文学〉〈プラネタリウム〉〈天体望遠鏡〉〈野尻抱影の世界〉のコーナーを設け、様々な角度から星の魅力をご紹介します。館外初出展の野尻抱影氏愛用望遠鏡ロング・トム、自筆七夕短冊、稀少価値の高い中村要製作屈折望遠鏡や、五藤光学の1930年代のフルレストアされた重錘運転時計付き10センチ屈折赤道儀も展示されています。

この8/20土曜日と8/21日曜日は、昼間の星と太陽の観望会を、町田市立博物館の前で行なっていました。プラネタリウムで有名な五藤光学のみなさんと、ビクセンの都築部長が週末返上で炎天下で次々と来場する来館者に、Hα光によるプロミネンスやダークフィラメントや、白色光による太陽表面を見せておりました。また、SX赤道儀の自動導入装置で、ベガや金星やアークトゥルスを
望遠鏡の視野に導入。昼間に星が視界内に輝く様子にみなさん驚かれていました。
私は、日曜日朝から観望会のお手伝いを開始。その際配ったのが、この画像の紙です。地球の大きさと太陽のおおきさ、各天体までの距離がわかるように作成したものです。

いやぁ~暑かったのですが、本当に楽しかったです。なにより人に星を見せるのが大好きな私としては、大変に充実した一日でした。

ニート彗星の写真


久しぶりに彗星の写真を掲載します。
以前リニア彗星の写真を掲載したがその時、同時にニート彗星が南天の星空に輝いていた。形を見比べてください。個性豊かで形が全く違うのが分かるでしょう。

彗星の核は、大きくても直径10キロ程しかありません。氷や石くずのようなものから出来ていて、太陽に近づくと太陽の熱で氷が溶け出し、核から大量のガスが放出され、長いものですと数億キロにもおよぶ長大な尾を引きます。地球から太陽までの距離が1億5000万キロですから、その長さが想像出来るでしょうか。

地球から月迄の距離が38万キロ(地球9周半の距離)その約400倍遠くにあるのが太陽です。

彗星に衝突体を秒速10キロ以上の速度でぶつけ、表面を砕き、その様子を探査機から観測し、彗星の構造や、成分を調べる野心的なミッションがNASAにより行なわれたのは、約一年前の2005年7月4日の事でした。地球から口径わずか20センチ程の望遠鏡でその変化をとらえたアマチュア天文家も居た様です。


太陽系の惑星が、12個以上になる可能性がでてきた。その2


Credit: The International Astronomical Union/Martin Kornmesser

24日のIAU(国際天文連合)全体会議で議決を控え、ネットを中心にはやくも議論が出て来ている。
一般の方の関心も極めて高い様です。

まず命名の問題、他の惑星の様に和名を付けるべきかという議論が早くも出て来ている。
24日の決議をまってということになるが、もし惑星の定義がかわり、惑星の数が増えるのであれば、私は、和名を付けるべきであると考えています。
広く国民から意見や命名案を募集し、もとの名前(セレスやカロンなど)の意味を考えた上で提案してもらい識者でチームを作って検討するのが良いとおもう。国民の目を星に向ける大きなチャンスを逃すなかれ。
国立天文台が中心になり、日本天文学会や東亜天文学会なども交えて議論をして是非とも素敵な名前を考えて貰いたいと思う。
今後も太陽系の外側を中心に、新天体は発見されて行くと思うが、面倒だからとか。いちいちそんな事出来ないではなく、天文学に一般の方の目を向ける大きなチャンスなのだから、是非活用すべきだと思う。

1930年にアメリカのトンボーにより冥王星が発見された時、下記の様な経緯で冥王星という和名がついた。出展はWikipediaです。Wikipediaの著作権ガイドラインに従い、下記を引用します。

Pluto(プルート)という名称は、太陽系最深部の暗闇に存在するため、ローマ神話の冥府の王プルートにちなんで命名された。
日本語名の「冥王星」は、冥王星が発見されてすぐ、日本人の野尻抱影が提案した名前である(これに対し、天王星と海王星は中国で命名された名前が使われている)。この名称は京都天文台ではすぐに採用されたが、東京天文台(現在の国立天文台)では「プルートー」が用いられた(当時、東京天文台と京都天文台は異なる用語を用いていることがしばしばあった)。中国でも1933年には「冥王星」が使われ始めたが、東京天文台が「冥王星」を採用したのは1943年のことであった。


上記の様な経緯があります。今回も素敵で適切な和名を是非付けてもらいたいものです。

下記は関連記事へのリンクです。
関連記事一覧56件
朝日新聞


8/18の産経新聞社説(8/18金曜日)も私と同意見のようですね。
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm

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2020年初頭より、スコープテックの天文情報やリリースなどは、ワードプレスベースの新ブログへ移行します。

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