見逃した天文現象~たまには見逃す事もあるとはいえ激しく後悔!

2006年胎内星祭りに参加中、p2k5_netさんが撮影されたような珍しい天文現象がありました。8/27早朝の事です。東側の視界が悪かったため最初から諦めておりました。天体観測のガイドブックを自ら制作している身でありながら、また天体望遠鏡を販売しているにも関わらず土星と金星が望遠鏡の同一視野に見えるという超が付く大接近、日の出直前の超低空で起こった大変厳しい条件下での撮影を成功させたブログ制作者のp2k5_netさんに敬意を表します。
いやぁ、大変な天文現象を見逃したなと、写真を見てため息が出てしまいました。
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新太陽系の姿


Credit The International Astronomical Union
太陽系の天体が先のIAUで再分類される事になり、太陽系の惑星は9つから8つになったのは先日お伝えした通りです。IAUから新しい模式図が出たので、ここで情報の整理もかねて解説しようと思います。
惑星は、上図の上に位置する8つの星です。水星、金星、地球、火星は、地球の様に岩石主体の比較的ちいさな惑星、地球型惑星が4つ。ガスを主体にした比較的大きな惑星である、木星、土星、天王星、海王星の木星型惑星4つの合計8つが惑星に分類されました。
火星と木星と間に軌道がある多数の天体は、IAUで今回の決議がなされる前は、大きさや形に関係なく小惑星と呼ばれていたものがsmall solarsystem body「太陽系内小天体/正式な日本語約は未定」となり、小惑星に分類されていた天体の内、特におおきなセレスがDwarf Planet(矮惑星/矮小惑星:正式な
日本語訳は未定)となり、海王星の外側の軌道をまわっている冥王星は、惑星の定義に「同じ軌道上の天体を消し去ってしまう程大きい」という条件が加わったため、惑星ではなくDowarf Planetの分類に、また冥王星の軌道の外側をまわる冥王星よりややおおきな2003UB13『仮符号のみ名称未設定』もDowarf Planetに分類される事になりました。
今回のIAUの総会での決議で、上記三星がDowarf Planetに分類され、8つの惑星とする事は決まりましたが、惑星やDowarf Planet(矮小惑星)を分類する定義に関して

8/25~8/27 2006新潟胎内星祭り報告 のべ数千人が集まる日本最大の天文イベント






8/25から8/27まで新潟の胎内市で行なわれた「2006胎内星祭り」に望遠鏡メーカーのビクセンスタッフとして参加しました。
表題にも書いたように、胎内星祭りは日本最大級の星祭りイベントで、日本全国津々浦々から、望遠鏡メーカーや販売店、そしてなによりたくさんの星好きが、望遠鏡や双眼鏡を持って来てみんなで綺麗な星空を見ましょう!というイベントです。中にはキャンピングカーで参加する人もいます。

私は参加する前からわくわくしていました。ひさしく店頭にたっていない私としては、お客様に対して商品説明をしたり、また「星空観察入門編」という、私が作らせて頂いたビクセンのガイドブックを教材に勉強会を開くのが何より楽しみでした。

準備期間が取れぬまま、事前告知もせず開いたにも関わらず、初心者の方を中心に沢山の方に星空の話をする事が出来本当に充実した3日間でした。
ビクセンのみなさん、そして来場者のみなさん。また目をキラキラさせて私の拙い話を聞いて頂いたみなさん。本当にありがとうございます。来年もビクセンの星空ガイドとしてスタッフとして参加させて頂きますね。みなさんに沢山のパワーを貰いましたよ。仕事がんばります!

写真1枚目 ビクセンの広報部長都築氏 行きも帰りも車が一緒で天文普及や望遠鏡の話、色々な話をしました。黒い方が私です。((笑))
写真2枚目と3枚目「星空観察入門編」勉強会風景
写真4枚目 島田課長によるコンパクトデジカメを利用した星雲星団の撮影講習会。30秒から1分の露出で驚く程良く写ります。
写真5枚目 伊藤取締役の設計のVMC260による星雲星団観望会。26センチの口径はやっぱり凄いですね。迫力の球状星団に思わずため息!

写真後日追加予定です。

太陽系の惑星は8個になりました。

IAU(国際天文連合)が決議をした惑星の新定義により冥王星が惑星の定義から外れ、太陽系の惑星はこれ迄の9個から8個に減る事になった。現在IAUのWEBサイトが多数のアクセスにより、接続出来ない状況が続いているので詳細は確認できないが、新聞社によると、決された定義は、太陽系惑星を1自らの重力で球状となる2太陽を周回する3軌道周辺で、圧倒的に支配的な天体と定義したようだ。水星から海王星までの八つが惑星となる。軌道周辺に同規模の天体があり、3番目の条件を満たさない冥王星は惑星から外れた。こんご冥王星は、海王星軌道の外側にある小天体群である、EKBO(エッジワースカイパーベルト天体)の盟主として扱われる事になるのでしょう。
1930年に冥王星を発見した米国人の観測技師のクライド・トンボーは、最初にEKBOを発見した人物としてこれからは紹介されることになります。英語名のプルートと野尻抱影が名付けたプルートの和名である「冥王星」(中国でも冥王星でとおります。)の名前が消える訳では無いのでご心配なく。

また、太陽系の外側の空間の研究がさらに進めば、上記三条件をみたす天体が海王星軌道の外側に発見されれば(その可能性は極めて低いと思われますが.......)9番目の惑星と認定される可能性も残っていると考えます。

 もっぱら私の興味は、『女性は月を見てはいけない』などと非科学的で非常識な発言を繰り返す、私の嫌いな細木○子のコメントでしょうか((笑))

太陽系の惑星は何個になるのか?


Credit: The International Astronomical Union/Martin Kornmesser

太陽系の惑星はいくつになるのか。予断を許さない状況が続いている。
日本時間24日の決議で惑星の定義が決定します。
日本では、例によってマスコミの早とちり報道が散見し、あたかも8つに決まったかのような報道が見受けられますが、今現在、国際天文連合の会議で、惑星の定義をどうするか、原案をもとに、24日の採決にむけた原案の修正が行なわれているのが現状です。
用は、評議委員会(7人、この中には、渡部潤一国立天文台助教授も居ます!)によって提出された惑星の定義の原案をみんなで話し合い、原案の修正をし、24日に可決できる案にするための原案の修正作業を多数の人間で行なっているわけです。

そもそも、惑星の定義をなぜ今頃になって話し合っているかというと、1930年に発見された冥王星の軌道の外側に、冥王星クラスの天体が多数見つかった事がひとつ。また冥王星が発見当初予測されていたよりかなり小さい天体である事が分かったのが原因です。

今回、偏向したマスコミ報道により、外から見ると何をやっているのか分からなくなってしまっています。下記のリンクをお読み下さい。アストロアーツさんのサイトでの解説記事が非常に分かりやすいです。

2006胎内星祭り(8/25から8/27)

新潟で胎内星祭り2006が今年も開催されます。
昨年の胎内星祭り、今年の原村星祭りにブース出展した弊社ですが、今回は、胎内星祭りにビクセンの商品説明及び観望会スタッフとして参加します。弊社の扱うASTRODEA天体時計の販売は、アストロアーツ「天文雑誌星ナビ編集元」のブースで行ないます。

星祭りは、最近日本各地で行なわれていますが、一般参加者も近年増えつつあり大変楽しいイベントです。もちろん天文ファンも沢山参加し、自作機材やご自慢の望遠鏡を持ってきますし、光学機器メーカーや星空グッズ販売店が軒を連ね、夜遅く迄、観望会も催されますので退屈はしません。
天の川が見える美しい環境でみなさんも星空を楽しみませんか?初心者の方は、ビクセンの星空ガイドブックを教材に、私が星空観察のレクチャーもします。どうぞお楽しみ下さいね。詳しくはビクセンブースの大沼まで!

また、下記の様なプログラムもありますので退屈しません。ぜひ奮ってご参加ください。


★胎内市誕生後初の開催
★自作望遠鏡自作機器大集合----天文ガイド編集部が必ず取材にお伺いします!
★最新機器のデモンストレーション
★星空寄席・星空解説
★星空コンサート
★胎内地ビール、胎内ハムを会場で販売。ビール園ツアー&青空イベント。
★恒例の大オークション

化学貯光方式??ルミナスリング搭載パノラマナイトインチキ双眼鏡!



さて、H特派員より、先日も触れた、世紀のインチキ商品であるパノラマナイト双眼鏡の写真が届いたので紹介しましょう。

双眼鏡接眼部のまわりに、白っぽく写っているのが化学貯光方式のルミナスリングという事らしい。レンズのこの部分は、迷光を防止し視界のコントラストをあげるために高級品では本来は黒く塗られる部分であるが、そこに蓄光するリングをはめ込んでいるようです。やはり予想した通り単なるインチキ商品でした。

NASICAもとんでもない会社ですね。ズーム双眼鏡の次に出した騙しの商品は、貯光式ですか。だいたい「貯光」という言葉は、どうも彼らが作った言葉のようです。

こんな商品に騙されている人がたくさん居るかと思うと、気が滅入りますね。


H氏より更なる追加レポートです。8/23更新

なぜか左側の接眼部にしかルミナスリングは入っていない。

ルミナスリング、左側の接眼部側から蛍光灯の光を当てて、それから暗闇で見ると・・・おぼろげにリングの光が視認できました。

普段はキャップしているので畜光されないし、夜間使う際にわざわざ蓄光される条件になるとは思えないので現実には邪魔にはならないとは思います。

リングは接眼側からしか見えない設置になっているので対物側から光を入れても蓄光されません。(プリズム~接眼間の絞りの接眼側に配置)

もちろん昼間は絞りの黒の中で・・・何も見えません。(昼の景色が明るすぎて、夜光では目に感じない)

珍しい!真昼で灼熱の天体観望会!


町田市立博物館で星空にあこがれて -プラネタリウムと天体望遠鏡-という企画展示が行なわれている。会期は、7/25~8/31まで。

〈前近代の日本の天文学〉〈プラネタリウム〉〈天体望遠鏡〉〈野尻抱影の世界〉のコーナーを設け、様々な角度から星の魅力をご紹介します。館外初出展の野尻抱影氏愛用望遠鏡ロング・トム、自筆七夕短冊、稀少価値の高い中村要製作屈折望遠鏡や、五藤光学の1930年代のフルレストアされた重錘運転時計付き10センチ屈折赤道儀も展示されています。

この8/20土曜日と8/21日曜日は、昼間の星と太陽の観望会を、町田市立博物館の前で行なっていました。プラネタリウムで有名な五藤光学のみなさんと、ビクセンの都築部長が週末返上で炎天下で次々と来場する来館者に、Hα光によるプロミネンスやダークフィラメントや、白色光による太陽表面を見せておりました。また、SX赤道儀の自動導入装置で、ベガや金星やアークトゥルスを
望遠鏡の視野に導入。昼間に星が視界内に輝く様子にみなさん驚かれていました。
私は、日曜日朝から観望会のお手伝いを開始。その際配ったのが、この画像の紙です。地球の大きさと太陽のおおきさ、各天体までの距離がわかるように作成したものです。

いやぁ~暑かったのですが、本当に楽しかったです。なにより人に星を見せるのが大好きな私としては、大変に充実した一日でした。

ニート彗星の写真


久しぶりに彗星の写真を掲載します。
以前リニア彗星の写真を掲載したがその時、同時にニート彗星が南天の星空に輝いていた。形を見比べてください。個性豊かで形が全く違うのが分かるでしょう。

彗星の核は、大きくても直径10キロ程しかありません。氷や石くずのようなものから出来ていて、太陽に近づくと太陽の熱で氷が溶け出し、核から大量のガスが放出され、長いものですと数億キロにもおよぶ長大な尾を引きます。地球から太陽までの距離が1億5000万キロですから、その長さが想像出来るでしょうか。

地球から月迄の距離が38万キロ(地球9周半の距離)その約400倍遠くにあるのが太陽です。

彗星に衝突体を秒速10キロ以上の速度でぶつけ、表面を砕き、その様子を探査機から観測し、彗星の構造や、成分を調べる野心的なミッションがNASAにより行なわれたのは、約一年前の2005年7月4日の事でした。地球から口径わずか20センチ程の望遠鏡でその変化をとらえたアマチュア天文家も居た様です。


太陽系の惑星が、12個以上になる可能性がでてきた。その2


Credit: The International Astronomical Union/Martin Kornmesser

24日のIAU(国際天文連合)全体会議で議決を控え、ネットを中心にはやくも議論が出て来ている。
一般の方の関心も極めて高い様です。

まず命名の問題、他の惑星の様に和名を付けるべきかという議論が早くも出て来ている。
24日の決議をまってということになるが、もし惑星の定義がかわり、惑星の数が増えるのであれば、私は、和名を付けるべきであると考えています。
広く国民から意見や命名案を募集し、もとの名前(セレスやカロンなど)の意味を考えた上で提案してもらい識者でチームを作って検討するのが良いとおもう。国民の目を星に向ける大きなチャンスを逃すなかれ。
国立天文台が中心になり、日本天文学会や東亜天文学会なども交えて議論をして是非とも素敵な名前を考えて貰いたいと思う。
今後も太陽系の外側を中心に、新天体は発見されて行くと思うが、面倒だからとか。いちいちそんな事出来ないではなく、天文学に一般の方の目を向ける大きなチャンスなのだから、是非活用すべきだと思う。

1930年にアメリカのトンボーにより冥王星が発見された時、下記の様な経緯で冥王星という和名がついた。出展はWikipediaです。Wikipediaの著作権ガイドラインに従い、下記を引用します。

Pluto(プルート)という名称は、太陽系最深部の暗闇に存在するため、ローマ神話の冥府の王プルートにちなんで命名された。
日本語名の「冥王星」は、冥王星が発見されてすぐ、日本人の野尻抱影が提案した名前である(これに対し、天王星と海王星は中国で命名された名前が使われている)。この名称は京都天文台ではすぐに採用されたが、東京天文台(現在の国立天文台)では「プルートー」が用いられた(当時、東京天文台と京都天文台は異なる用語を用いていることがしばしばあった)。中国でも1933年には「冥王星」が使われ始めたが、東京天文台が「冥王星」を採用したのは1943年のことであった。


上記の様な経緯があります。今回も素敵で適切な和名を是非付けてもらいたいものです。

下記は関連記事へのリンクです。
関連記事一覧56件
朝日新聞


8/18の産経新聞社説(8/18金曜日)も私と同意見のようですね。
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm

太陽系の惑星が、12個以上になる可能性がでてきた。

<太陽系惑星>新たに3個 国際天文学連合が定義案公表
 現在まで、太陽系の惑星は9つとされて来た。つい10年程前迄はこの定義に疑問を挟む人は居なかったし、もしかしたら太陽系の一番外側をまわる冥王星(1930年 米国の観測技師トンボーが発見)の外側に第十惑星があるかもね。程度の話だった。
水星 金星 地球 火星 木星 土星 天王星 海王星 冥王星の9つの惑星である。
 ところが、ここ十数年で従来の写真にとってかわり、デジカメでも使われているCCDを天体の撮影に使う様になり、画像処理技術の飛躍的な向上もあり、いままでよりずっと暗い星の観測が出来る様になった。
 冥王星の外側に、かなり沢山の太陽系を巡る、冥王星と同じ様な天体が発見されるようになったのだ。そして幾つかは、冥王星とほぼ変わらない大きさであったり、冥王星を超える様な大きさのものまで見つかり始めたのだ。
 最初は、ヨーロッパの国々を中心に、「惑星としては大変小さな冥王星を惑星から外してはどうだ。」という議論が始まった。事実地球のまわりをまわる衛星である月の直径は約3500kmで、冥王星の直径は直径2300km程しかない。冥王星の大きさは、惑星の定義から外れるし、その外側にもそういった惑星としては小さな天体がいくつも存在する。それらも惑星とするのは無理があるから、冥王星も惑星から外してはどうだ?』というわけである。慌てたのは、アメリカ、冥王星は1930年にトンボーが発見したもので、アメリカ人が発見した唯一の惑星である。それを惑星の定義から外されるのは困る!というわけである。


 2006年8月16日、国際天文学連合(IAU)は、「恒星の周りを回り、自らの重力で球状となる、恒星でも衛星でもない天体を惑星とする。」という新しい惑星定義案を公表したとのことだ。。定義によると03年に米国の研究チームが見つけた新天体「2003UB313」(直径2400キロ)、冥王星の衛星とされていたカロン(直径1200キロ)、小惑星セレス(直径950キロ)の3天体が新たに惑星となり、太陽系の惑星は12個になる。
さらに別の12天体が惑星となる可能性があるようだ。別の12天体とは、どの天体の事であろうか。冥王星の衛星カロン(直径1200km) が冥王星との双子惑星として衛星から惑星への昇格が認められるのであれば、地球のまわりをまわる月も惑星に昇格するのであろうか?衛星の定義は、どうなるのか。木星のまわりをまわる、巨大な4つの衛星も、惑星として昇格するのであろうか?

 24日の全体会議で議決、承認されれば、1930年米国人の観測技師トンボー冥王星の発見以来76年ぶりに太陽系の惑星数が増えることになる。

今後の成り行きを見守りましょう。

いやいや、定義がかわったら、結構大変である。わたしの執筆した星空ガイドブックも書き直しだ((笑))

NASAの次期主力ロケット


上記画像 (C)NASA/JPL
スペースシャトルの数年後の退役を視野に入れ、NASAの次期ロケットの開発が急ピッチで進んでいる。スペースシャトルは、開発当初、今迄使い捨てであったロケットを再使用可能な設計とする事で、宇宙へ極めて低コストに物を運ぶ、新しい輸送システムとして開発がはじめられた。しかし様々な技術的制約と、コスト的な制約から極めて不完全な再利用システムとなってしまった。わずか114回の打ち上げで2度に及ぶ人命損失の事故をおこした。数々の画期的な成果もあげたが、人命を損失したダメージは計り知れない。

現在、国際宇宙ステーションの建設も思う様に進んでおらず、日本が担当とした生命科学実験装置の打ち上げも断念された。このまま行くと日本が開発したJEM(実験モジュール)の打ち上げも危ういのではないかと感じている。

NASAは次期主力ロケットを写真の様な使い捨て型に切り替えた。このロケットは、人類を月、火星に送り込むためのロケットだ。新時代を切り開けるのか。見守りたいと思う。

左側が、物資郵送用のアレスV、右側が人間を宇宙空間に運ぶアレスIだ。(申し訳ございません。最初間違えておりました。お箸を持つ方が右手です(笑))

原村星祭りその2 望遠鏡編




ゆっくり会場を見て回る暇も無かったので、シチズンアクティブの上原さんに会場のスナップを撮って来て頂いた。15センチ屈折は、弊社ブースからも見えて是非覗いて見たいと思っていたが、これも覗かずじまいでした。
弊社のブース前には、私が数ヶ月前にリサイクルショップで2100円で購入し、ミザールさんでオーバーホールし、日経BPの記事にも紹介された8センチ屈折赤道儀カイザーを設置し、夜間は私の手が空いている時は、月を皆さんにお見せしました。基本的に自由に触って頂き、操作が出来る方は、自分で色々な天体をご覧になっていた様です。
リサイクルショップの片隅にジャンクとしてバラバラの状態で置かれていたこの望遠鏡は、私が鏡筒や架台をピカピカに磨き、ミザールさんで対物レンズのオーバーホールをして貰い、原村星祭りで沢山の方から、「懐かしい!」「よく見える!」などお褒めの言葉を頂き、35歳になるこの望遠鏡にとっては(1971年製造)素晴らしい人生?のリスタートになった筈です。
本当に粗大ゴミにならずによかったよかった!
この望遠鏡は、今後は、観望会や星祭りを中心に参加させる予定ですから、皆さんの目にとまる事もあるかと思いますが、その際は、是非とものぞいてやってくださいね。

原村星祭りに出展しました。



8/4から8/6にかけて、原村星祭りに参加しました。
原村星祭り
昨年の新潟県で行われた胎内星祭り以来の参加となります。

昨年より大幅に知名度が上がったお陰でしょうか。一番すみの方のブース出展にも関わらず、実に沢山の人に訪れて頂きました。
弊社サイト内の掲示板に普段から書き込み頂いている方も、ロムして頂いている方も含め、7、8人の方がいらっしゃいました。普段掲示板を通してのお話をしている方とあのような形で直接お会いできたのは、うれしい限りで、また有意義なものであったと感じております。
せっかく天体時計を購入に来て頂いたにも関わらず、星祭り会場で高額商品は数が出ないと予想しており、時計は少なめにもってきていた関係で、途中から売り切れてしまいご迷惑をおかけいたしました事お詫び申し上げます。

今回は、参加前日に近くのホームセンターで、高倍率ズーム双眼鏡を19000円で購入しまともな双眼鏡と並べて展示、お客様に覗き比べてもらいました。天文を長くやられている方でも、実際に覗くのは初めてという方が多く、「こんな酷いものだとは思わなかった」との感想を何人もの方から頂きました。また初心者の方や、一般の方は、140倍の表示に惑わされ、真っ先に高倍率ズーム双眼鏡を手にする方が多く、こうした初心者ユーザーや一般の方が、倍率に引かれてこのようなインチキ商品を買ってしまうのが良く分かりました。

弊社ブースのとなりは、望遠鏡販売店の「ギガオプト」さんでしたが、沢山の不思議な商品が並んでいて、社長さんとは、大変親しくなりました。


一枚目弊社ブースの写真です。
二枚目森本先生のブースでリビア日食を一緒に楽しんだ坂元さんと。一番左が私です。


弊社ブースに私が居ないときに、「高倍率ズーム双眼鏡」の扱いに「イヤミ」を言いに来た人間が若干名いらっしゃったようですが、展示ブースで留守番する女性にそんな事を言っても意味が無い訳で、どうせなら直接ご意見伺いたかったなというのが本心でしたが、それ以外は不快な事もなく、非常に楽しい星祭りでした。(まあそういう輩はどこにでも居るのですが、年齢が40代半ば位と50代位と聞きちょっと呆れております。)

また、肝心な星空ですが、両日とも夜半過ぎよりすばらしい星空が広がり、天の川も綺麗に見えておりました。皆さんが持ってきた望遠鏡も様々で、ユニークな自作機や骨董的に古い望遠鏡がピカピカのコンディションでレストアーされていたり、天文と言う趣味の多様性を感じました。

高倍率のズーム双眼鏡には決して手を出してはいけません。

高倍率のズーム双眼鏡には決して手を出してはいけません。
ちまたで氾濫するズームの双眼鏡ですが、なぜこの様なインチキ商品(いや商品と言うのもおこがましい)が大手を振ってそこら中で売られているのか。またメーカーはなぜこの様なまともに見えない商品を生産し、消費者を愚弄し商売するのか理解に苦しみます。株式会社K社が販売するルシー○135倍ミニズーム双眼鏡を例に取りましょう。この双眼鏡の対物レンズの口径は28mmです。倍率は25倍から135倍のズームです。本来手持ちで使う双眼鏡は、せいぜい12倍が限度で、それ以上の倍率になると手ぶれでまともに対象物を見ることが出来ません。○シード双眼鏡の最低倍率の25倍で使用してもまともに物は見えません。最高倍率ではどうでしょうか?135倍です。これは光学理論を無視した倍率です。高性能な天体望遠鏡でも、口径mmx2が実用上の最高倍率とされています。口径28mmの望遠鏡があったとしますと、56倍が最高倍率となります。双眼鏡のレンズは、望遠鏡の対物レンズと違い焦点距離が短く、低倍率での使用を前提としているので口径X2倍の高倍率に堪えられる精度のものは存在しません。135倍ということは、口径ミリに対する実に4.8倍という無茶苦茶な倍率です。

 さらに言うとこれらの双眼鏡でまともに左右の光軸が合っているものを見たことがありません。双眼鏡の構造として、そんなに高い倍率まで左右の鏡筒の光軸が平行に保たれる構造には成っていないわけです。ですから、このような非常識な高倍率の双眼鏡を作るメーカーは、ズーム双眼鏡を買うのは、双眼鏡の事を知らない初心者であるから、双眼鏡が本来どんな商品かを知らない。高倍率であれば、なにも知らない初心者は、それが性能が高いと勘違いし、自分のところの商品を買ってくれる。何社かがこのような競争を繰り返しエスカレートして出てきたのが、この様な非常識な高倍率の双眼鏡なのです。初心者は良く見えなくても、比較の対象がありませんからメーカーにクレームをする事も無いでしょう。双眼鏡とは良く見えないものなんだ。でほとんどの方は終わってしまうのです。そこまで分かってメーカーは、消費者を欺く商品を生産しています。

 天体望遠鏡も同じです。高倍率ズーム双眼鏡を販売するメーカーのほとんどは、非常識な高倍率の望遠鏡を販売しています。彼らは、すべて分かっていてこの様な製品とか商品とは言えないものを販売しています。こういうやり方を悪徳商法といいます。

(株)スターライトコーポレーション企業憲章(草案パート2)

企業の憲法とも言うべき企業憲章を考えています。

株式会社スターライト・コーポレーション経営陣、従業員行動規範

1.お客様の立場にたった正しい選択をしているか。
2.お客様に正しい情報を提供しているか。
3.法律や規定に触れないか。
4.家族や友人に知られても問題ないか。
5.自分自身の良心に反していないか。
6.光学機器業界の発展に寄与しているか。
7.教育的見地から鑑みて有益か

株式会社スターライト・コーポレーション企業憲章

株式会社スターライト・コーポレーションは、関係法令を遵守することはもちろん、倫理や良識に従い企業活動を行い、お客様や株主、事業パートナーからの信頼を得る様に努力します。

株式会社スターライト・コーポレーションは、日本の科学教育に役立つような、良質の教材、精密機器や光学機器の販売を手がけるとともに、事業パートナーに積極的に働きかけをし、良質な精密機器、光学機器や教材開発の良きアドバイザーである事を目指します。

株式会社スターライト・コーポレーションは、自身も積極的に教材の企画開発を行いお客様の立場に立った良質な商品を正確な情報と良質なアフターサービスとともにお客様に提供いたします。

株式会社スターライト・コーポレーションは、インターネットなどのあらゆる広報活動を通して、現在エントリー市場を占有する高倍率のズーム双眼鏡や過剰倍率の望遠鏡などの粗悪光学機器の情報を積極的に公告し、光学機器業界の秩序や発展に脅威を与えるそれらの製品および製造者とは断固として対決し、光学機器市場の健全な発展をめざします。

株式会社スターライト・コーポレーションは、株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示します。

The Universe on your wrist


私が社長を務める弊社、スターライト・コーポレーションが、全販売権の66%を持つAstrodea(アストロデア)天体時計 第二弾2006年サマーモデル シチズン製 の出荷が今日から始まりました。予想を遥かに超える注文が殺到。いまのいままで出荷作業に追われていました。

シチズンアクティブのサイトはこちらです。(動画あり。)この時計ただの星座や月が文字盤に印刷されている時計ではありません。時計とは全く別の周期で星座盤が星空とシンクロし回転します。今現在の見えている星空が文字盤上に表示されるという素晴らしい時計です。私自身、この時計の企画段階から深く関わっております。


弊社販売サイトはこちらです。

前回は、インターネットの通販のみの販売でしたが、昨年12月15日からわずか数ヶ月で完売しました。
今回は製品の知名度が上がった事によりさらにペースアップしています。

今回は、弊社の傘下に天文業界では屈指の販売力を誇る二社の展示販売会社を設定しました。


実物は、引き込まれる様な美しさです。ぜひご覧下さい。

525倍?750倍?ホームセンターやディスカウンターで売られる馬鹿商品!高倍率望遠鏡とは?

望遠鏡が欲しい!
最初の望遠鏡はどのようなものを選ぶべきか。これについては人によって意見の分かれるところでしょう。最初からかなり本格的な望遠鏡を揃える方もいれば、最初からそんなに予算を割けない人もいる訳です。2万円くらいまでで何とかならないか。よく受ける相談です。「ちょっと望遠鏡で星を見てみたい」「土星がみたい!」と子供に言われたとき、どこに望遠鏡を買いに行きますか?近くのホームセンターやディスカウントセンターにならんでいる望遠鏡かも知れません。パンフレットや化粧箱を見ると勇ましいスペックが書き連ねてあります。最高倍率220倍!525倍!750倍!目が廻るようなスペックですね。初心者の方にとって倍率は、まるで車の馬力のように望遠鏡自体の能力を現すものとして写ってしまうことでしょう。OK!525倍!これなら土星も化粧箱に印刷されている探査機が写した写真のように視野一杯に見えるのではないか!ちょっと立ち止まって考えて見て下さい。
望遠鏡の発達の歴史は、倍率競争でしたか?どんどん対物レンズや対物鏡が大きくなって行きました。より細かいところまで見るため、よりかすかな光を捉えるため!そうです!望遠鏡の能力を決めるのは、対物レンズや対物鏡の口径なんですね!対物レンズや対物鏡の直径と精度が望遠鏡の能力のほとんどを決めてしまうのです。
ポイントは、

1.望遠鏡の対物レンズや対物鏡の口径が大きくなればなるほど、より細かいところまで見えるようになります。
2.望遠鏡の対物レンズや対物鏡の口径が大きくなればなるほど、より沢山の光を集めることが出来るようになる。
高精度なレンズをもった望遠鏡でその限界の倍率は、口径をmmで表し、その数値の倍率が有効最高倍率となります。有効最高倍率とは、それ以上倍率を上げてもその望遠鏡ではそれ以上細かいところは見えませんよ。という倍率です。その数値の2倍の倍率は最高倍率と呼ばれます。(火星のような表面の輝度が高い対象で2.5倍)口径6センチの望遠鏡を例にとりますと6センチをミリに直すと60mmです。60倍が有効最高倍率、60を2倍から2.5倍の120倍から150倍が実用上の最高倍率になります。ですから口径60mmで525倍の倍率はそもそもおかしいわけです。みなさんの慣れ親しんでいるデジカメで話をして見ましょう。ちょっと前のデジカメは、35万画素しかありませんでした。デジカメの液晶では綺麗に見えていた写真が、パソコンのプリンターで葉書サイズやA4サイズにプリントすると非常にキメが荒いプリントになった経験ありませんか?情報量が限られている訳です。それを無理やり大きくプリントしても意味が無いのと同じで、望遠鏡は、口径が小さいなら小さいなりの倍率で見ない事には綺麗に、シャープに見えない訳なのです。こうした事を無視して過剰な高倍率で土星を見ても、暗くぼやけて見えるだけなのです。

一部の心無い望遠鏡メーカーは、それを知っていながら初心者の勘違いを利用し、そうした意味の無い高倍率の望遠鏡を売っている訳です。そんなメーカーの製品は、買わないことです。そもそも化粧箱に倍率がデカデカと印刷されているような望遠鏡には手を出さない事です。残念ながら今この日本に置いて、一万から二万円の望遠鏡でそうした過剰倍率でない望遠鏡はただのひとつもありません。なんと情けない話でしょうか。ちょっと前まで「レイメイ」というメーカーの望遠鏡は、適正倍率を謳い良心的な倍率の望遠鏡を売っていましたが、今のシリーズは馬鹿みたいな高倍率になってしまいました。

ですから望遠鏡を店頭で見たら、まず対物レンズの口径をチェック、口径mmの2倍を超える倍率の表示がされていたらその望遠鏡は候補から外しましょう。

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